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熱中症にご注意ください

登録日:2025年6月11日

 今年もいよいよ暑い季節がやってきます。近年、全国的に熱中症による救急搬送者数が増加傾向にあり、能美市内でも注意が必要です。熱中症は、適切な予防策を講じることで防ぐことができます。

 

 1.熱中症とは?
 熱中症は、高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調整機能がうまく働かなくなったりすることで起こる様々な体の不調の総称です。

 

 こんな症状に注意!
 ・軽度:めまい、立ちくらみ、顔のほてり、筋肉痛、手足のしびれ、大量の発汗
 ・中度:頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
 ・重度:意識障害、けいれん、高体温、呼びかけへの反応が鈍い

 

 これらの症状が見られた場合は、決して我慢せずに、涼しい場所へ移動し、水分・塩分補給などの応急処置を行い、必要に応じて医療機関を受診してください。

 

2.熱中症の危険が高まるのはどんな時?
 以下の条件が重なると、熱中症のリスクが高まります。
【環境要因】 
 ・気温が高い日 
 ・湿度が高い日 
 ・風が弱い日 
 ・日差しが強い場所 
 ・急に暑くなった日

 

【身体要因】 
 ・高齢者や乳幼児 
 ・肥満の方 
 ・体調が悪い時(発熱、下痢など) 
 ・脱水状態 
 ・暑さに慣れていない

 

【行動要因】 
 ・激しい運動や労働 
 ・長時間屋外にいる 
 ・水分補給を怠る 
 ・通気性の悪い服装

 

暑さ指数(WBGT)とは? 
 暑さ指数は人体と外気との熱のやりとりに着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい(1)湿度、(2)日射・輻射など周辺の熱環境、(3)気温の3つを取り入れた指標です。暑さ指数が28以上31未満で厳重警戒レベル、31以上で危険レベル、33以上で熱中症警戒アラート、石川県内の暑さ指数情報提供地点の10か所全てが35以上で熱中症特別警戒アラートが発表されます。 
 能美市消防本部では、防災防災行政無線を使用し、熱中症の注意喚起を行っております。また、熱中症警戒アラート以上であった場合は、消防車による能美市内の巡回を行っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

  熱中症警戒アラートの発表状況については、環境省の「環境省熱中症予防情報サイト」に掲載します(以下URL)。
https://www.wbgt.env.go.jp/alert.php

 

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3.今日からできる!熱中症予防のポイント
 日常生活の中で簡単にできる熱中症予防対策をご紹介します。
 

(1)こまめな水分補給 
 ・のどの渇きを感じる前に、こまめに水分補給しましょう。 
 ・大量の汗をかいた場合は、水だけでなく、塩分も適度に補給できるスポーツドリンクや
  経口補水液などがおすすめです。 
 ・アルコールやカフェインを多く含む飲料は、利尿作用があるため、水分補給には適して
  いません。

 

(2)適切な室温管理
 ・エアコンや扇風機などを活用し、室温が上がりすぎないようにしましょう。 
 ・室温が28℃を超えないようにを目安に、こまめに温度を確認しましょう。 
 ・窓を開けて換気することも大切です。 
 ・日中は遮光カーテンやすだれなどで直射日光を遮りましょう。
 

 

 能美市クーリングシェルター
 www.city.nomi.ishikawa.jp/www/contents/1724663377033/index.html

 

 

(3)涼しい服装 
 ・吸湿性や通気性の良い素材の衣服を選びましょう。 
 ・ゆったりとした衣服を着用し、体の熱がこもらないようにしましょう。 
 ・外出時は、帽子や日傘を活用し、直射日光を避けましょう。
 

(4)休息をしっかりとる 
 ・屋外での作業や運動時は、無理せずこまめに休息をとりましょう。 
 ・涼しい場所で体を休ませましょう。
 

(5)日頃からの体調管理 
 ・バランスの取れた食事を心がけ、体力を維持しましょう。睡眠不足や体調不良の時は、
  無理な外出や運動は控えましょう。 
 ・毎朝、自分の体調をチェックする習慣をつけましょう。

 


(6)高齢者や子どもへの声かけ  
 ・高齢者や子どもは、熱中症になりやすい傾向があります。こまめに声をかけ、体調の
  変化に注意しましょう。  
 ・周囲の方も協力して、熱中症予防を呼びかけ合いましょう。

 

4.もしも熱中症のような症状が出たら
 熱中症が疑われる場合は、以下の応急処置を行い、必要に応じて救急車を要請してください。 

(1)涼しい場所への移動
   ・風通しの良い日陰や、エアコンの効いた室内へ移動しましょう。 
(2)衣服を緩める
  ・ベルトやネクタイなど、体を締め付けるものを緩め、衣服を脱がせましょう。 
(3)体を冷やす   
  ・首筋、脇の下、太ももの付け根など、太い血管が通っている場所を冷やしましょう。   
  ・濡れたタオルや保冷剤などを活用しましょう。   
  ・可能であれば、シャワーや水風呂で体を冷やしましょう。
(4)水分・塩分補給
  ・意識があれば、経口補水液やスポーツドリンクなどを少しずつ飲ませましょう。
(5)医療機関への連絡
  ・症状が改善しない場合や、意識がない、嘔吐を繰り返すなど重篤な症状が見られる
  場合は、すぐに119番に通報し、救急車を要請してください。

 

 

お問い合わせ先

消防本部

電話番号:0761-58-6320 ファクス:0761-58-6299

能美市消防本部
 〒923-1121 
石川県能美市寺井町ク9番地1
電話番号:0761-58-6320
ファクス:0761-58-6299