熱中症予防情報
熱中症にご注意ください!
暑さ指数(WBGT)とは?
暑さ指数は人体と外気との熱のやりとりに着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい(1)湿度、(2)日射・輻射など周辺の熱環境、(3)気温の3つを取り入れた指標です。暑さ指数が28以上31未満で厳重警戒レベル、31以上で危険レベル、33以上で熱中症警戒アラート、石川県内の暑さ指数情報提供地点の10か所全てが35以上で熱中症特別警戒アラートが発表されます。
能美市消防本部では、防災行政無線を使用し、熱中症の注意喚起を行っております。環境省熱中症予防情報サイト内の暑さ指数グラフ(7時と12時に確認)で、暑さ指数情報提供地点の小松で33以上であった場合に7時40分、13時15分に防災行政無線による放送、防災センター前電光掲示板において注意喚起文の表示も行っております。なお、熱中症特別警戒アラートについては、前日の14時に発表されるため、前日の18時30分においても、防災行政無線による放送を実施いたします。
また、熱中症警戒アラート以上であった場合は、消防車による能美市内の巡回を行っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
熱中症特別警戒アラートとは?
令和6年4月24日から熱中症特別警戒アラートが運用開始されます。石川県内の全ての暑さ指数情報提供地点(全10か所)における、翌日の最高暑さ指数が35以上に達する場合に発表されます。
広域的に過去に例のない危険な暑さとなり、人の健康に係る重大な被害を生じるおそれがあります。普段心掛けていただいている熱中症予防行動と同様の対応では不十分な可能性がありますので、外出はせず、エアコン等による涼しい環境で過ごしましょう。
市内の熱中症搬送件数はどのくらい?
下記のグラフは、令和5年の熱中症による救急搬送件数と最高気温を表した図であり、最高気温は折れ線グラフで、救急搬送件数は棒グラフで表したものです。
暑さに慣れていない梅雨明け前の5月後半に2件、梅雨明け後の6月後半に暑い日が続いたことから4件発生しました。
また、7月から9月までの間、熱中症警戒アラートが発令する日も多く、前年度と比較し23回増加の36回となっており、それに伴い、救急搬送件数についても47件となり、前年度の22件より25件の増加となりました。
熱中症は、気温が高い時だけで起こるわけではありません。気温の低い日でも、湿度が高い時や、風が弱い時など条件次第でリスクが高くなり、注意は必要です。特に幼い子どもや高齢者の方は、体温調整機能の未発達や温度に対する感覚が弱いため、周りの人の声かけが大切です。
熱中症に注意しましょう
熱中症は、体内の水分や塩分の減少や血液の流れが滞るなどして、体温が上昇して重要な臓器が高温にさらされたりすることにより発症する障害の総称です。
自分は熱中症??
高温環境下に長期間いたとき、または、いた後の体調不良はすべて熱中症の可能性があります。
熱中症になりやすい人は??
- 乳幼児・高齢者
- 運動に慣れていない方
- 肥満傾向の方
- 寝不足や二日酔い
- 体調不良の方
熱中症にならないためには??
- 暑さを避けましょう。
- 暑い日には無理をしない。
- 日影を利用し、こまめに休憩。
- 涼しい服装や日傘、帽子を利用する。
- こまめに水分・塩分を補給しましょう。
熱中症になった時は???
意識がある、反応が正常な時 | 意識がない、反応がおかしい時 |
涼しい場所へ移動する。 | 119番通報する。 |
↓ | ↓ |
身体を冷やす。 | 涼しい場所へ移動する。 |
↓ | |
↓ | 身体を冷やす。 |
水分・塩分を補給する。 | ↓ |
救急隊が医療機関へ搬送する。 |
熱中症を正しく理解し予防に努めてください。
その他、詳しい熱中症の情報は総務省消防庁のページから確認してください。
暑さ指数の情報は環境省のページから確認してください。
市内の最高気温と熱中症救急搬送人員の相関グラフ
(クリックしたら拡大したグラフが開きます)
お問い合わせ先
消防本部 警防課
電話番号:0761-58-5119