頑張る女性応援プロジェクト
登録日:2023年12月21日
あなたの頑張る姿に支えられて、私たちも頑張れる。
本当にありがとね。
本当は自分のことだけでも精一杯なはずなのに、毎日笑顔で迎えてくれる。
自分らしい強みを発揮して頑張る姿。多様性のある環境を作るために走りまわる姿。壁に当たって限界を感じても乗り越えようと奮闘する姿。障がいのある方へ寄り添い支援する姿。そんなあなたの頑張る姿に支えられて、私たちも頑張れます!本当にありがとね。
松浦建設(株) 一級建築士
蔵 摩里(くら まり)さん
建築分野は木材をはじめとする材料の高騰、資材の納期遅延による供給難等、影響が出ていますが、こういう時だからこそ、技術を磨くために時間を使おうと考えています。
■松浦建設は「神社仏閣松浦建設」と謳われるほど、金沢城などの重要文化財の保存修理施工や社寺建築の設計施工を得意とした建設会社です。その他に保育園・学校等の公共施設、住宅設計監理等、多岐に渡っています。「自分の家は自分で設計したい」という想いから中学生時代から建築士を目指し石川高等専門学校の建築学科を卒業後、金沢にある構造設計事務所に5年ほど勤めてから松浦建設に転職されました。きっかけは、生まれも育ちも能美市なので、結婚・出産を考えるとやっぱり職場は地元にしたかったという思いからです。
私の業務としてはまず構造計算、地震に強い建物づくりから始まり、設計業務から現場監督まで一貫して監理をさせていただいております。デスクワークの他、現場にも出ていますので、楽しく仕事をさせてもらっています。お客様と話したことをダイレクトに業者さんに伝えることができるのは、会社のいいところだと思っております。その他に、大工さんはパソコンを使わない方もいるので、(手描きは、すごく綺麗です)そういう人たちの補助でパソコンで図面を描くという作業や、現地調査といって、古い住宅やお寺の劣化具合、地震に耐える事ができるかの調査も行っています。
建築に全く同じものなど一つもありません。ただし、伝統技法は受け継がれています。そういった技法を間近でみる事ができるのはすごくワクワクします。時々構造的アドバイスをするのですが、融合された建築物が完成していく様にすごくやりがいを感じます。また念願の自分で設計した自分の家を建てた時に、現場監督も自分で経験したことは、今の仕事に生きています。建築現場は男性ばかりですが棟梁やみなさんから、わからないことを丁寧に教えてもらっています。
コロナで仕事が少なくなるかと思っていましたが、実際そうでもありませんでした。お寺さんは檀家さんの寄付から始まり、建て替えの場合も、もう何年も前から計画を立てて建てますので、コロナになったから中止や延期というのにはなりません。弊社は住宅を年間10棟20棟とメインで行っている会社ではありません。材料の高騰、納期の遅延などによるお客様への影響を最小限に治る様、早めの発注、早めの段取り調査を行い、最善を尽くして業務を行っていきたいと思っています。
時間が空いたら、こういう時こそ技術を磨く時間にすればいいかな、とも思っています。構造設計一級建築士(2008年に創設された一級建築士の上位資格。一級建築士資格を取得してから5年の構造設計の実務経験が必要)も今のうちに取得しておきたいと考えています。コロナ禍では金沢さえ行くのを控え、大規模小売店舗へも近づかないようにしています。子どもも小さいので、普段忙しい分、日曜日は屋外でグッと密度濃く遊んでいます。
松浦建設株式会社ホームページ
http://www.matsuura-kk.jp/
インスタグラム
https://www.instagram.com/matsuura_kk_official/
フリーアナウンサー
小林 奈々絵(こばやし ななえ)さん
「みんなつらい。でもみんなで繋がっていかなきゃね」と言える相手がラジオの前にはいる。「一人じゃないよ」と寄り添ってくれたラジオにどれだけ救われたかわかりません。
コロナ禍で仕事を取り巻く環境は大きく変わってしまい、イベント関連の仕事はほぼ白紙になりました。そんな中でもラジオは続けられたのでありがたかったです。放送はなるべく普段通り明るくお届けすることを心がけてきました。先が見えない不安な毎日だからこそ、ラジオはいつもと変わらない存在でありたいと思ったんですよね。トークも当たり前のありふれた日常が中心なんですが、リスナーさんから「心にぽっと明かりを灯してくれるようだ」とメッセージ頂いた時は嬉しかったですね。むしろ逆に私が助けてもらったなと感じています。やっぱり家にこもっているとどうしてもマイナスなことばかり考えちゃうんですよね。でも、いざ放送が始まると私と同じように思っている人がいっぱいいらっしゃって…。「みんなつらい。でもみんなで繋がっていかなきゃね」と言える相手がラジオの前には大勢いるんです。「一人じゃないよ」と寄り添ってくれたラジオにどれだけ救われたかわかりません。この絆は守っていきたいと強く思いました。
あとは、私が担当する番組は懐かしい歌謡曲が流れるので、ON AIRで昔のことを思い出したりすることも多かったです。今という現実を少しでも忘れられるというか、そういう意味でもラジオに救われた部分は結構あったと思います。そして、一回目の緊急事態宣言中に新型コロナに関するニュースを生放送で伝える仕事も任されました。「今はこんな状況です」「区ではこうやっています」など、私たちの生活に必要な情報を発信したのですが、防災の面でもラジオ本来の目的を再認識できたことは大きかったですね。
また、プライベートではコロナ禍で初めての出産も経験しました。当初は無事出産できるか不安でしたが、気持ちが前を向けたのもやっぱりラジオのおかげでした。妊娠報告もラジオで最初に発表したのですが、リスナーさんはまるで自分のことのように喜んでくださいました。産後もありがたいことにすぐ仕事復帰できて環境にはとても恵まれています。今はリモートの時代でイベントなどもオンラインで開催され、全国の皆さんと繋がれる機会も増えてきました。故郷の能美市には長らく帰れていないのが何よりつらいのですが、LINEのビデオ通話などがあってまだ良かったです。本当はすぐにでも実家に帰って両親に娘を抱いてもらいたいのですが今はぐっと我慢。みんなで励まし合いながらこの困難を早く乗り越えたいですね。
オフィシャルサイト
https://www.kobayashinanae.com/
オフィシャルブログ 「ななころび八起き日記」
https://ameblo.jp/k-nanae/
インスタグラム
https://www.instagram.com/nanae_kobayashi777/?hl=ja
ツイッター
https://twitter.com/nanae7kobayashi
三道山子ども食堂
清水 奈津美(しみず なつみ)さん
仲間と料理すること、人との交流や子どものキラキラ笑顔と、親の喜ぶ顔を見れるのが一番うれしいです。
■「のみ子育てネットワーク」で親子が地域とつながるための子育て応援のイベントなど様々な活動の中で、障がいのある方の家族と地域のつながりについて気になっていた清水さん。そこで家庭や学校、地域でもない、ゆっくり過ごせる場所を作りたくて「三道山子ども食堂」を仲間と一緒にスタートしました。
「障がいのある方の家族」「シングルファミリー」「不登校の子ども達」の情報交換や地域の方とつながる場所として、そんな方々がゆっくりと過ごせる雰囲気づくりを心掛けています。スタッフと子ども達がみんなで一緒に走ったり、積み木をしたり、無邪気に遊んでいる間、親が安心してお話ししたりお茶を飲んだりして楽しそうに時間を過ごしています。みんなが楽しそうにしている姿を見て、私も心が和みます。
コロナ禍で、一緒に食事することが出来なくなって2ケ月くらい子ども食堂をお休みしましたが、「顔が見たいな」「どうしてるかな」って、子ども食堂を利用していた方のことが気になりました。そこで、お弁当を作って渡すことで、少しの間でも顔を見てお話しできると考え、お弁当の配布を始めました。
学校も休校になり外出できなかった期間、家族だけで一日中過ごしていると気持ちがふさがってしまうこともあると思います。月に数回だけど外出してお話しすることで、ちょっとしたリフレッシュになったら良いなと思いました。
夕飯一食分のお弁当ですが、子ども食堂の日だけでも、ご飯の準備や片付けの時間が減った分、子どもと一緒にご飯を食べてゆっくり過ごす時間になったらいいと思います。子どもの安心した笑顔を守るためには、大人の心のゆとりも大切です。子ども食堂の日が、子どもにとっても大人にとっても楽しみな日になるとうれしいです。
第1金曜日 |
対象:シングルファミリー 「三道山スクール」で勉強することも出来て、親の話し場所、子どもの遊び場所にもなります。 |
第2、第4火曜日 | 対象:市や市社会福祉協議会の生活相談に来られた方 |
第3金曜日 |
対象:障がいのある方の家族 親の話し場所、子どもの遊び場所にもなります。 |
不定期 |
対象:生活相談者 配食弁当を製造・冷凍し、市社会福祉協議会で保管し配布しています。 |
注:コロナ禍で、現在はお弁当と皆さんから寄付頂いた食品をお渡ししています。
三道山子ども食堂ホームページ
http://kodomo.nomi-city.net/
Facebook
https://www.facebook.com/sandouyama/
Facebook
https://www.facebook.com/nomikosodate/
JA能美 営農推進課
庄田 園子(しょうだ そのこ)さん
家の中では密になることも気にされると思うので、一軒一軒、作業中のところをお伺いしてご説明したりしています。
■ JA能美は、能美市・能美郡(川北町) をエリアとする総合農協です。営農事業をはじめ、金融・共済・購買(農産資材、給油所、自動車、農機、生活関連物資など)、各種相談活動等を展開しています。農業を機軸とした協同活動を通じて、地域ともに豊かで健康な暮らしと地域社会づくりを目指しています。その営農推進課で頑張る庄田さんにお話をお伺いしました。
外回りの営業として戸別に農家さんへお伺いしています。ゴールデンウイークに親戚が帰ってきてみんなで田植えをしたり、草刈りなども通常は周りの人や親戚などが寄り合って作業を進めることが多いのですが、コロナ禍で集まることができなくなり、作業が進まない状況が続いているというお話を聞きました。
農家さんには、新しい除草剤が出た際に紹介したり、どの草に対してどの農薬を撒けばいいかの説明もしています。生産活動がうまくいくためのお手伝いとして、ハウスで苗を育てている農家さんへ温度管理や水やりの確認など、それぞれの農家さんへ稲の成長に向けて異常がないかを年間を通してお伺いすることが仕事です。
コロナ禍で、一般家庭用のお米はとても伸びていますが、業務用のお米が全然動かなくなりました。スーパーや店頭で売る分には変わっていないのですが、農家さんは厳しい状況です。さらに、人手の確保が難しくなってきているので、助成金を申請してドローンを購入したり、農機を大きいものに買い換える農家さんも増えてきています。その助成金のご説明も皆さんにお集まりいただき一度にご説明することができないので、一軒一軒、それも家の中では密になることも気にされると思うので、作業中のところをお伺いしてご説明したりしています。
JA能美
http://www.is-ja.jp/nomi/
ピアノ教室
新保 史子(しんぼ ふみこ)さん
歩みを止めることなく、楽しくピアノを続けられるように、オンラインレッスンなど工夫しながら取り組んでいます。
■ Musique Muse Piano School(Musique:ミュズィクはフランス語で「音楽」、Muse:ミューズは英語・フランス語で「ギリシア神話の音楽・舞踏などを司る女神たち」を意味)と名付けたピアノ教室で、音楽の素晴らしさ、楽しさを味わってもらいたいとの願いから、1フレーズでも「表現」することを大切にしたレッスンを続ける新保さん。国立音楽大学で指導者の育成を目的としたピアノ教育科を卒業し、小長野町でピアノ教室を始めました。幼児からご高齢の方まで幅広い年齢層の方がレッスンに通われていて、中には教室を始めた20年前から通っておられる90歳の方もいらっしゃるとのこと。新保さんは、教室の今についてこう話します。
昨年は新型コロナウイルスの影響で一時期、対面レッスンができず、オンラインレッスンを余儀なくされたこともありました。試行錯誤して、メインカメラにはミュージシャン用のマイク性能が良いものを選び、他に鍵盤をアップで映すためのタブレットとアームスタンド、生徒さんの演奏をしっかり確認するために手元で見るディスプレイなどを用意して臨みました。また、オンラインレッスンができない生徒さんには、演奏動画を送っていただき、動画でお返事したりもしました。不安を抱えながらでしたが、ご家族の方にも大変ご協力いただき、その思いに感謝するとともに励まされながら無事に乗り越えることができました。
今は、玄関や窓に網戸を取り付けて喚起に気をつけたり空気清浄機を設置するなど、環境を整えて対面でのレッスンを再開しています。
例年、秋にピアノ発表会を開催していますが、昨年は密を避けるために、舞台袖から生徒さんにアドバイスをして送り出すことや、楽屋での食事や会話、集合写真の撮影などができず、難しい問題が数多くありました。今年も状況はまだまだ厳しいものがありますが、伸び盛りの生徒さんにとって、1年の練習成果を発揮できる発表会の晴れの舞台は、大きな成長に繋がります。また、ご家族の方にとっては成長を見届けられる貴重な機会です。通常とは違う形になったとしても、発表する場は是非とも作ってあげたいと願い、普段のレッスンの積み重ねを大切にして励んでいます。
musique muse piano school ホームページ
https://www.piano-m-m.com/
お問い合わせ先
企画振興部 企画地域振興課
電話番号:0761-58-2212 ファクス:0761-58-2291