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加賀丸いも生産業者 岡元農場 岡元 豊さん

更新日:2019年5月28日

 

したいこと、能美市だったら叶うかも

加賀丸いも生産業者

岡元農場
岡元 豊さん

 

加賀丸いもを作るきっかけになったこと

 

 僕が農業を始めようと思った時に、両親はお米を作る農家でした。僕は農業を始めるにあたり、もっと違うものを作ってみたいと色々探している中で、能美市には加賀丸いもという伝統的な作物がある。せっかくなのでそれにチャレンジしてみようと思い、栽培を始めることにしました。

 加賀丸いもを栽培するために色々調べてみると、約100年前、大正時代に五間堂(ごけんどう)町の沢田さんと秋田さんという方が伊勢参りに行かれ、伊勢芋という種類の山の芋を食べたら、とても美味しかった。あまりに美味しいので家族にも食べさせたかったのと、自分でも作ってみたいという気持ちから持ち帰ったのが始まりだという話を聞きました。育ててみるとすごく良い作物だったので、ずっと自家用として作られていたのですが、少しずつ他の人たちにも広がるようになっていきました。

 そんな中、昭和9年に手取川が氾濫し、この根上(ねあがり)地区は上流の方からたくさんの土砂が流れ込みました。大洪水で多くの被害に遭われたにもかかわらず、それでも伊勢芋を作ろうと、その変わってしまった土で作ってみると、今度はちょっと丸くなって育ってきた。その丸さにすごい魅力を感じて、「もしかすると丸い芋が作れる宝の土が流れてきたんじゃないか」と考え、かの先人たちはこの丸さを追求し、この地で栽培方法を探ってきた。その試行錯誤の中で、高畝(たかうね)という、この畝を高くし、この海に近い平地で山を再現し、山の芋なので、木に蔓を巻いて上に伸びるんですけれども、それを再現するためにこう、棒を差してそこに蔓を這わせて、葉っぱを茂らせて、太陽の光を浴びて、それで土の中に芋を作る。山の芋を海の近くで作るための特別な栽培方法を編み出したことは、ここが加賀丸いもの産地となった要因だと思っています。

丸いもの状態を確認する岡元さん(2018年9月28日撮影)
丸いもの状態を確認する岡元さん(2018年9月28日撮影)

 

加賀丸いもの特徴

 

 最大の特徴は山の芋の仲間、自然薯、長芋、あと色々なつくね芋系なんですが、その中でも抜群に粘りが強い。粘りが強いとろろになるって言うのが、最大の特徴だと思っています。私も全国各地、愛媛県や伊勢にも行きましたし、丹波笹山、あと秋田県も見てきましたけれど、能美市の加賀丸いもが一番粘りが強い、また真っ白な素晴らしいとろろができると思っています。

 加賀丸いもの栽培は、畝を作るのが10月、稲刈りの終わった後の田んぼを耕して、高い畝をトレンチャーという機械で作ります。その後、雪とかに寝かせて3月の晴れた日、土が渇いた時に種芋を植えます。3月に植えて、4月から5月は田植えをしているのですが、6月の梅雨になったら、3月に植えた芋から芽が出ます。芽が出て6月から7月、支柱に蔓を巻きつけるという作業を行い、そしてその後、8月から9月で土の中で芋が丸く大きくなっていきます。その後10月の終わりから11月にかけて葉が枯れて、茎と芋と地上部が離れた時が収穫、完熟のサインになりますので、11月に収穫するということは、前年の10月の畝づくりから13か月もかけて栽培していることになります。

 

手間ひまかけて1年以上。必然的な愛着

 

 いつも丸いもの事ばかり考えています。最近では、もう丸いもバカになっています。常にどうやったら丸くなるのかって、何がその丸くなる要因になったのかっていうことを考えて、その年の天候であったり、あとはその土の状態であったり、あと、その肥料などのタイミングとか、いろんなことを妄想しながら、次の年にはもっと丸くしよう、もっといいもの作ろうという風に、研究と考察で四六時中、丸いものことを考えている丸いもバカになりました(笑)。

収穫されたばかりの丸いも(2018年11月10日撮影)
収穫されたばかりの丸いも(2018年11月10日撮影)

 

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企画振興部 市長戦略室

電話番号:0761-58-2204 ファクス:0761-58-2291