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加賀丸いも生産業者 岡元農場 岡元 豊さん

更新日:2019年5月28日

したいこと、能美市だったら叶うかも

加賀丸いも生産業者

岡元農場
岡元 豊さん

 

岡元さんが考案し製造した器具による加賀丸いもの収穫風景(2018年11月10日撮影)
岡元さんが考案し製造した器具による加賀丸いもの収穫風景(2018年11月10日撮影)

 

今後の丸いも造り。後継者や伝承について

 

 100年前に加賀丸いもが始まり、その後半の75年から100年ぐらいを私が繋いだだけ。これから100年後、次の100年後もちゃんと加賀丸いもが残っているように生産者を育てたいと思っています。そのために今までの培ってきた栽培方法を続けるだけではなく、新しいやり方、今の時代に合ったやり方をどんどん研究・導入していきたい。そのことが今後も能美市で加賀丸いも作っていくためには必要なことだと思っています。実際GI認定認証を受けてから、私より若い人が4、5人増えてきています。彼らの中には私よりたくさん作るメンバーもいます。ですから彼らの意見も聞き、どうやればもっともっといいものをたくさん作れるのかを一緒に研究し、私も新しく始めた若い人たちに負けないようにもっと頑張って、私たちも元気に楽しく輝いて丸いもを作ることが今後の加賀丸いもの伝承に繋がると信じています。

 丸いも作るためのマニュアルはないので、もう経験するしかありません。いまの二人の従業員は一人は5年から6年目。もうかなり作業についてはこなせるようになってきています。いまでは彼と色々肥料のやり方であったりタイミングも含めて相談しながらできるぐらいのレベルになりました。もう一人は今年(2018年)7月に岡元農場で働きたいということで飛び込んできた25歳の若者です。いま彼に丸いもについての作業を教えて、将来、彼がひとりでも作れるぐらいの技術を習得させたいと考えています。

翌年に加賀丸いもを栽培する稲刈り後の田で。写真左から巻田さん、瀬戸さん、岡元さん(2018年9月28日撮影)
翌年に加賀丸いもを栽培する稲刈り後の田で。写真左から巻田さん、瀬戸さん、岡元さん(2018年9月28日撮影)

 

加賀丸いも、そして能美市。能美市の好きなところは?

 

 正直に言います。好きではないところもあります。でも自分の好きな住みやすいように自分が変えていける可能性があるところが好きです。そのために街づくりも含めて自分でも参加することによって、能美市をそれぞれが住みやすい地域に作り上げることができると思っています。いま能美市はどんどん新しくなっているのはすごく感じます。自分たちの好みにまだまだ発展させられる可能性があると感じているので、私はそういう能美市が好きです。

 

元々は農業をやりたくなかった

 

 私は小学生の時は何か両親の姿を見て農業はしたくない、将来はサラリーマンになりたいと思っていたのですが、高校に入ってからは将来農業関係の仕事に就きたい、例えば農協だったり、市役所、県庁だとか、あとは農機具メーカーや農薬メーカーとか。そして大学を選ぶ頃にはちょうどバイオテクノロジーがすごく流行っていたので、4年制の農学部に行きたいなと思ってたのですが、残念ながらご縁がなく、地元の石川県農業短期大学(注1)に通うことになりました。そこで、金沢で五郎島金時(注2)を作っている藤村くんと知り合い、彼も農家の長男で将来は芋作りをしたい、さつまいもを作りたいと大学に通って学んでいたんですけど、彼と仲良くなってから農業も悪くないかなとは思い始めました。学生生活は2年間で終わりだったのですが、もう2年ぐらいは世の中見てこようということで彼と一緒にアメリカの農業研修プログラムに参加してアメリカの農家に2年間研修させていただきました。その中でもアメリカの農家の方に「何で農業してるんだ」って尋ねたところ、「アメリカでは農業したくてもできない人がたくさんいる。でもお前は家に帰ったら農業ができるんだから、そのオポチュニティを使わない手はない。そこで頑張ればいいんだよ。」と答えてくれた。さらにアメリカの農場の人達が農業をしながら楽しそうに生活しているのを見て、僕もやり方次第では農業で生きていくのも悪くないな、と、どんどん強く思うようになって心境が変わり、日本に帰ってからは熱く燃えて農業を始めました。一緒に帰国した五郎島金時の藤村くんは、さつまいもで日本一を目指していたので、じゃあ僕は、加賀丸いもで日本一を目指してやろうと心に決めたのです。

アメリカの農業研修プログラムで配属されたコロラド州 の高地で運転するトラクター(ジョンディア)の上に立つ岡元さん
アメリカの農業研修プログラムで配属されたコロラド州 の高地で運転するトラクター(ジョンディア)の上に立つ岡元さん

 

 

注1)石川県農業短期大学は1971年に設置され、2006年に廃止。2005年度から石川県立大学へ移行。

注2)五郎島金時は石川県金沢市の五郎島・粟ヶ崎地区や内灘砂丘で主に生産されているさつまいも。繊維質が少なく、甘さが強いのが特徴。加賀野菜に認定されている。

お問い合わせ先

企画振興部 市長戦略室

電話番号:0761-58-2204 ファクス:0761-58-2291