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119番通報のかけ方

登録日:2019年4月1日

火災(一般住宅火災の例)

やり取りの例
消防通信員 通報者

はい、119番能美消防です。
火事ですか?救急ですか?

火事です。

あなたは安全な場所にいますか?

はい、大丈夫です。

消防車は何町に向かえばよいですか?

何番地ですか?

○○町です。

△△番地です。

世帯主の方をお名前は?

□□□□です。

何が燃えているか教えて下さい。

 ストーブの上に洗濯物が落ちて火が
 出ています。

燃えている箇所は何階ですか?

建物は何階建てですか?

1階の居間です。

2階建てです。

ケガ人や逃げ遅れている人はいますか?

いません。全員逃げて無事です。

最後にあなたのお名前と今お掛けの電話番号を教えて下さい。

●●です。

電話番号は●●―●●●●です。

 区切り

救急(一般住宅での急病人の例)

やり取りの例
消防通信員 通報者

 はい、119番能美消防です。

 火事ですか?救急ですか?

 救急です。

 救急車は何町に向かえばよいですか?

 何番地ですか?

 ○○町です。

 △△番地です。

 世帯主の方のお名前は?

 □□□□です。

 患者さんは一階にいますか?

 はい。1階の寝室にいます。

 患者さんはおいくつですか?

 男性ですか?

 ☆☆歳です。

 はい。男性です。

 どうしたのか教えて下さい。

 おじいちゃんが急に倒れました。

 お話はできていますか?

 いいえ、できません。

 肩を叩いて目は開けますか?
 返事は?反応は?

 まったく反応がありません。

 いつものように呼吸はしていますか?

いいえ、息をしていないみたいです。

以後、消防通信員が救急車到着までに必要な応急手当を指示または指導します。

区切り

119番通報のポイント

 まず、あなた自身の安全を確保してください。

 災害現場では二次災害が発生する恐れがあります。
 火事のときは速やかに屋外に避難し、交通事故では次の事故に巻き込まれないよう、安全な場所に移動してください。
 119番通報は、その後でもかまいません。

 火事?救急?なにが起こったのかを伝えてください。

 災害の種類によって出動する消防車両が異なりますので、内容を正確に伝えることが大切です。「自分の家が燃えている」「車で人を跳ねた」「おじいちゃんが食事中、ものをのどに詰まらせた」など、消防車が必要なのか、救急車が必要なのか、なるべく具体的に伝えてください。

 場所を正確に伝えましょう。

 「○○市××町△△番地の□□です。」のように住所を番地まで正確に伝えて下さい。
 アパート・マンションの場合は、部屋番号までお願いします。
 また、交通事故など屋外の場合や住所がわからない場合は「○○小学校の向かい」や「国道8号の○○交差点」などまわりに見える目標物を伝えて下さい。

注:以下のようなものが目標物となります。

  • 交差点(信号機に交差点の名称が書かれています)
  • 公共施設(学校、郵便局等)
  • 店舗(コンビニ、飲食店、銀行等)
  • 自動販売機(住所が書かれているものもあります。)

 さらに詳しい内容を教えてください。

 その他、以下のような情報をいただけると大変助かります。
 
 「家は2階建てで、1階の台所から火がでています。2階にまだ子供がいます」

  「車2台の衝突事故で、けが人が3人います。そのうち1人が挟まれており、車から出られません」

 「80歳のおばあちゃんが、息苦しそうで、胸が痛むそうです。
  心臓の病気で○○病院へ通っており、20分ほど前に病院の薬を飲みました。」

 あなたのお名前と電話番号を教えてください

 場所や現場の状況など、電話で再確認することがありますので、必ずお名前と電話番号を教えていただけるようお願いいたします。

 あわてず、ゆっくり話しましょう

 早口すぎたり「早く来て!早く来て!」と連呼したりすると、返って場所の特定に時間がかかり、出動が遅れてしまう場合があります。
 こんな時こそ、落ち着いてゆっくり話しをするように心掛けましょう。
 大切なのは、早く話すことではなく、正しい情報を伝えることです。

119番通報時のお願い

 通信員は、通報者の方に応急手当をお願いすることがあります。

 通報内容から心臓や呼吸が止まっていると判断した場合、また何もしないで放っておけば、心臓や呼吸が止まってしまう可能性がある場合は、電話を繋いだままの状態で、応急手当の口頭指導を行うことがあります。
 救急隊が到着する前に応急手当てを実施することで救命の可能性が高まる事が期待できますので、是非ご協力ください。

 119番通報(救急)は、なるべくコードレス電話を使用して下さい。

 通報者に応急手当等を依頼する事がありますので、家庭や職場から救急車を要請する場合、備え付け電話機のコードレス子機があれば、なるべくそれらを使用し傷病者のそばから掛けていただくようお願いします。
 より傷病者の状態が把握できるので、迅速な応急処置につながる場合があります。

 携帯電話からの119番通報は管轄外の消防に繋がる場合があります。

 携帯電話からの119番通報は、基本的に通報者が電話を掛けた場所を管轄する消防本部(局)につながりますが、県境や市町境で通報した場合、管轄外の消防本部(局)につながってしまうこともあります。このような時、わざわざ通報し直す必要はなく、通信員がそのままの状態で管轄消防本部(局)に転送しますので、電話を切らずに通信員の指示に従ってください。
 また、走行中の車から携帯電話で119番通報することは、危険を伴ううえ、場所の特定も困難になりますので、安全な場所に停車し通報するようにしてください。

 救急車はサイレンを鳴らさずに出動することはできません。

 「救急車のサイレンを鳴らさないで来てほしい。」と言われる方が、かなりいらっしゃいますが、救急車を含む緊急車両は、緊急走行時にサイレンや赤色灯を使用しないと、法律上、緊急車両とは認められません。
 事故を起こさず、迅速に現場に到着できるよう、ご理解をお願いいたします。

 119番は災害通報のための緊急用回線です。

 「いまの火事は、どこですか?」とか「小児科で評判の良い病院を教えて下さい。」等緊急性のない問い合わせには使用しないよう、お願いいたします。

お問い合わせ先

消防本部

電話番号:0761-58-6320 ファクス:0761-58-6299

能美市消防本部
 〒923-1121 
石川県能美市寺井町ク9番地1
電話番号:0761-58-6320
ファクス:0761-58-6299