住宅用火災警報器について
住宅への防災機器(住宅用防災警報器等)の設置及び維持義務
石川県内では平成20年 6月 1日から全ての住宅に設置が義務付けられておりますが、皆さん、適切な位置に設置していますか。下のイラストが見本となっております。
特に、寝室や階段部分に煙式住警器の設置が義務となっています。
また、設置していても維持管理をしなければなりません。10年以上経つと、電池が切れたり壊れたりします。
例えば、就寝している時に火災が発生しても、感知器が反応せずに気がつかず火事に巻き込まれるという最悪なケースもあります。そうならないためにも、定期的な作動確認を行い、安心して暮らせる環境をつくりましょう!!
作動確認につきましては、こちらを参照してください。
注: 一般社団法人 日本火災報知機工業会ホームページから転記
悪質訪問販売にご注意
- 住宅用火災警報機は、家電販売店やホームセンターなどで購入できます。
- 乾電池タイプと100Vタイプがありますが、個人で取り付け可能です。
- クーリング・オフ制度の対象で、8日間は契約の解除が認められす。
- 疑わしいと思われる場合は、
石川県生活科学センター(TEL076-267-6110)に相談して下さい。
住宅用火災警報器へのよくある質問
Q1 設置の義務化の根拠は?
A 平成16年「消防法」が改正され、第9条の2に明文化されました。
ですから、日本全国の住宅に適用されます。 これを受けて既存住宅の取付期限について「能美市火災予防条例」で制定されました。
Q2 どんな住宅に必要なのか
A 一般住宅の他アパート、借家、店との併用住宅にも必要です。
Q3 取付時期や期限は?
A 石川県内では平成20年6月1日から全ての住宅に設置が必要です。
Q4 アパート、借家には誰が費用負担をする?
A 契約書を確認するとともに、オーナーとよく相談して下さい。
Q5 住宅のどこに火災警報器を取り付けるの?
A 寝室として使用される部屋に設置してください。
2階にも寝室がある場合は、その部屋と階段にも設置して下さい。
Q6 来客用等の一時的に寝室として使用する部屋にも必要なの?
A 一時的な場合は必要ありません。
Q7 火を使う台所に取り付けなくてもいいの?
A 法律(消防法)も条例においても設置義務とはしていませんが、火災の早期発見に有効です。
Q8 住宅火災警報器にはどのような種類がありますか?
A 100V電源式と電池式の2種類があります。どちらでもかまいません。
また、煙感知式と熱感知式がありますが、寝室・階段には煙感知式(光電式)を取付けて下さい。
Q9 どこに売っていますか?
A 電気製品販売店・ホームセンター・インターネットで購入できるようです。
今後、より多くの店で売られるようになります。 日本消防検定協会の鑑定マーク (NSマーク)の付いているものを選びましょう。消防署で斡旋や販売はしません。
Q10 有効期限はありますか?
A 約10年と聞いていますが、メーカーの取扱い説明書や保証書で確認してください。
Q11 100V電源式の電気代は?
A 1台で年間200円程度と聞いています。
Q12 取り付けた後に検査点検を受けなければなりませんか?
A 消防による検査はありません。業者に点検を依頼する必要もありません。
説明書を読んで個人で管理してください。
管内における奏功事例について
発生日時 |
区分 |
概要 |
---|---|---|
平成24年1月 | 一般住宅 | 所有者が居間で電気ストーブのスイッチを入れ、トイレに行き30分程度、部屋から離れていたところ、住宅用火災警報器のブザーが鳴ったので部屋に戻ると、電気ストーブから煙が出ていた。コンセントからプラグを抜き、スイッチを切って消防署へ通報したもの。 |
平成26年7月 | 一般住宅 | 一般住宅の住人が、ガステーブルに鍋をかけたまま、外出したため、空焚き状態となり、台所に設置していた住宅用火災警報器が鳴動した。 発生した煙と鳴動音に気付いた付近の住人が119番通報したもの。 現場に到着した消防隊が施錠されていない窓から屋内に進入し、ガステーブルのスイッチを切り、火災に至らなかったもの。 |
住宅用火災警報器のリコールについて
販売元事業者及び製品名 | 対象機種番号等 | 対象個数 |
---|---|---|
マックス(株) 住宅用火災警報器 |
KK-DS40-10 (煙感知 電池式10年寿命) |
164,706 |
KK-DS40-2 (煙感知 電池式2年寿命) |
1,865 | |
KK-DH40-10 (熱感知 電池式10年寿命) |
7,204 | |
KK-DH40-2 (熱感知 電池式2年寿命) |
143 | |
越智産業(株) 住宅用火災警報器 「カチッ!とくん」 |
OK-DS01-10 (煙感知 電池式10年寿命) |
13,020 |
不具合の内容 | 電池寿命が10年または2年を目安としているが、極端に 短い期間で「電池切れ警報が鳴る」ものが発見された。 |
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各社の対応 |
対象機種の製造・販売を中止し、自主回収と代替製品への無償交換を行う。 |
問い合わせ窓口 | 両社共通:火災警報器お客様相談ダイヤル TEL 0120-301-359 FAX 03-3669-8135 受付時間 月曜日~金曜日(祝日・指定休日を除く) 09時00分~17時30分 |
各社URL | マックス株式会社 https://www.max-ltd.co.jp/ 越智産業株式会社 https://www.ochisangyo.co.jp/ |
住宅用火災警報器相談室
TEL:0120-565-911(フリーダイヤル)
月曜から金曜09時00分~17時00分 土曜日・日曜日・祭日休み
お問い合わせ先
消防本部
電話番号:0761-58-6320 ファクス:0761-58-6299