ゼロカーボンアクション20
登録日:2024年4月1日
ゼロカーボンアクション20とは、令和5年に策定した能美市地球温暖化対策実行計画に掲げる「2030年までに温室効果ガス排出量を2013年比で50パーセント削減する」という目標の達成に向けた20の取り組みです。
ひとりひとりができることから取り組んでみましょう。
エネルギー・節約
1.省エネ家電への買い替え
家電製品の省エネ性能の進歩はめざましく、テレビや冷蔵庫といった高価なものも、省エネタイプに買い替えると大きな節電効果が期待できます。どのくらいの省エネができるかは製品の省エネラベルで確認できます。
家族構成の変化や季節の変わり目を機に、家電の買い替えを検討してみませんか。
2.グリーンカーテンの設置
アサガオやゴーヤの苗でグリーンカーテンを作ってみませんか。夏には窓辺を覆って日差しを和らげるため、エアコンの効率がよくなり節電できます。
また、植物は二酸化炭素を吸収したり、気化熱で空気を冷やして涼しい風をつくります。
アサガオは4月の中旬から下旬に種をまきましょう。夏には涼し気な花を咲かせてくれます。花色の種類が多いので種を選ぶ楽しみもあります。
ゴーヤの種まきは4月の中旬から下旬に行いましょう。苗から育てる場合は5月が植え時期です。明るい葉っぱはやさしく日差しを遮ってくれます。また実を収穫して美味しく楽しむこともできます。
そのほか、ヘチマやフウセンカズラなどグリーンカーテンになる植物はたくさんあります。
何を植えるか、また種まきや苗を植える時期を考えて今から準備を始めましょう。
3.節電・節水 【節水編】
節水の取り組みの例をご紹介します。
・無洗米を使う
洗わずそのまま炊けるため、余計な水を使わずにすみます。
・食器洗浄乾燥機を使う
例えば、60点の食器を手洗いした場合に使用する水は70リットルから100リットル。
同じ量を食器洗浄乾燥機で洗うと約10リットルですみます。電気は使いますが。節水効果が大です。
・シャワーや歯みがき、洗顔中は水を出しっぱなしにしない
歯みがきに必要な水はコップ3杯程度。水を出しっぱなしにすると30秒で約6リットルのムダになります。
・お風呂の残り湯で洗濯
洗濯の水にお風呂の残り湯を使うと、約50リットルの節水になります。
・洗濯はまとめ洗いをする
少ない洗濯物をこまめに洗うより、まとめて洗った方がお得です。洗濯機の容量の約80%を目安に、洗濯回数を減らしましょう。
4.クールシェア・ウォームシェアの実践
【クールシェア編】
夏の日中は、ご家庭の電気使用量の約6割をエアコンが占めるといわれています。
「クールシェア」とは、ご家庭のエアコンなどを消して、公共施設や商業施設などに出かけることにより節電につなげる取り組みです。
注)クールシェアに取り組む際は、熱中症に注意し、無理のない範囲で取り組んでください。
【ウォームシェア編】
家族が別々の部屋で暖房を使うと、エネルギーを多く消費してしまいます。みんながひとつの部屋に集まれば、エネルギーを節約しながらコミュニケーションも深まります。
家庭の暖房を止めてまちに出るだけで、エネルギー消費をへらせます。公共施設等でゆったりとあたたかく過ごすのはいかがでしょうか。スポーツをしたり、銭湯に行くことや飲食店に出かけて楽しむのもウォームシェアです。たくさんの人が集まることで、まちも元気になります。
環境に配慮した住まい
5.ZEHなどの省エネ住宅の新築・購入
ZEH(ゼッチ)とは、net Zero Energy House (ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語で、家庭で使用するエネルギー(電気)と、太陽光発電などで創るエネルギー(電気)をバランスして、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする家ということです。
これを実現するためには、使用するエネルギーの量を大幅に減らすことが必要ですが、暑さや寒さをガマンするというわけではありません。家全体の断熱性を高めたり、省エネ家電を使用することで、夏は涼しく冬は暖かいという快適な環境を保ちながら、省エネルギーを目指します。
市では、省エネ化につながる住宅の新築、購入および改修に要する費用の一部を補助します。
詳しくは、能美市省エネ住宅促進事業費補助金のページをご覧ください。
6.太陽光パネルや蓄電池の設置
太陽光パネルを屋根に設置して発電したり、その電気を蓄電池に充電して利用することで、エネルギーの省力化ができ、電気使用量を抑えることができます。
太陽光や風力などの自然エネルギーを利用して、環境にも家計にもやさしい生活をしてみませんか。
市では、自然エネルギー設備設置に要する費用の一部を補助します。
詳しくは、能美市自然エネルギー設備設置補助金のページをご覧ください。
交通・移動手段
7.電気自動車への買い替え
自動車を買い替える際に、電気自動車を検討してみませんか。電気自動車は電気をエネルギー源とするため、走行時に二酸化炭素(CO2)を排出しません。
市では、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、燃料電池自動車の購入費の一部について、補助金を交付します。
8.エコドライブの実践
〈エコドライブ10のすすめ〉
1 自分の車の燃費を把握しよう
2 ふんわりアクセルでスタート
3 車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転
4 減速時は早めにアクセルを離そう
5 エアコンの使用は適切に
6 ムダなアイドリングはやめよう
7 渋滞を避け、余裕を持って出発しよう
8 タイヤの空気圧から始める点検・整備
9 不要な荷物はおろそう
10 走行の妨げとなる駐車はやめよう
9.公共交通機関や自転車の利用・徒歩での移動
一人が1km移動するときのCO2排出量は、おおよそマイカーでは145g、バスでは66g、鉄道では20g、徒歩や自転車は0g。
環境への負荷を考慮し、状況に応じた最適な移動方法を選択しましょう。
食品ロス削減
10.フードドライブへの参加
フードドライブとは、家庭で余っている食品を持ち寄り、生活困窮者やそれを必要としている人や団体へ寄付する活動です。市内でも、県、市、社会福祉協議会、各種団体で実施しています。
10月19日にふれあいリサイクルセンターで実施したフードドライブでは、148点、約449kgのご寄付をいただきました。ご協力ありがとうございました。
11.賞味期限・消費期限を意識した買い物
食べても安全な期限のことです。
期限が過ぎたら食べない方がいいもので、お弁当やケーキなど傷みやすい食品に表示されています。
期限内は安全に食べられるので、すぐに食べる食品はお店の陳列棚の手前のものから買いましょう。
おいしく食べることができる期限のことです。
カップ麺や缶詰など比較的日持ちする食品に表示されています。期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
注意)夏場は食品が傷みやすい時期です。「買い過ぎない」「使いきる」「食べきる」といったことを実践し、保存方法にも気を付けましょう。
12.エコクッキングの工夫(調理くずを減らすなど)
・大根やニンジンなどは皮も、ピーマンは種も食べられます。
例えば、野菜の皮を使ってきんぴらに、大根やカブなどの根菜の葉をみそ汁の具に。
・作り過ぎなどで料理が余ったら、リメークを。
例えば、パスタのミートソースをグラタンやドリアに、余った豚汁をカレーに。
家庭ごみ削減
13.生ごみ処理機やコンポストの利用
生ごみの約80%は水分といわれています。ごみが重くなるだけでなく、腐りやすく、悪臭の原因にもなります。
生ごみ処理機で乾燥させて重さを減らしたり、コンポストでたい肥化するなどの工夫でごみの減量や有効利用ができます。
生ごみのたい肥化・減量化はエコ・アクション・ポイントの対象になりますので、ぜひお取り組みください。
市では、生ごみ処理機やコンポストの購入費の一部を補助します。
詳しくは、 能美市家庭用生ごみ処理機器購入補助金のページをご覧ください。

14.廃食油のリサイクル
ご家庭で使い終わった天ぷら油や賞味期限の切れた食用油を、市内3か所にあるリサイクルセンターで回収しています。
エコ・アクション・ポイントの対象になりますので、ぜひお持ちください。
回収した廃食油は、ペンキ、化粧品、動物のエサ、燃料などさまざまなものにリサイクルされています。
15.古紙のリサイクル
必ず紙ひもでしばってください。
・雑誌・チラシ厚紙など(包装紙やお菓子の空き箱、封筒、めも用紙などもOK)
・新聞紙(チラシを混ぜないでください。)
・段ボール(断面が並状になっているもの。厚紙と区別しましょう。)
・紙パック(洗って・開いて・乾かして)
注:写真、圧着はがき、感熱紙などは「燃やすごみ」に出しましょう。
17.フリーマーケットやリサイクルショップの利用
使わなくなった家具や衣類などは、リサイクルショップやフリーマーケットに出すなど、再利用を考えてみましょう。
根上くるくる工房では、不用になったものでまだ使えるものをお譲りいただき、修理や整備をして安価で販売しています。ぜひご利用ください。
その他
18.19 海岸清掃や地域の清掃活動、環境に関するイベントに参加
地域の清掃活動や団体のボランティア清掃に参加してみませんか。
道路などにポイ捨てされたごみは景観を損ねるだけでなく、雨や風で川に落ち、海へ流されていくことがあります。
ポイ捨てをしないことはもちろんですが、積極的にごみ拾いなどの清掃活動に参加しましょう。
毎年7月の第一日曜日に実施する海岸清掃では、能美市の美しい海岸を守るため、市民の皆さんや企業、団体の皆さんにご協力をいただいています。
20.宅配便の再配達を減らすためのサービスを利用
インターネットを利用した商品の購入など、生活に便利な宅配便の取り扱い件数は年々増えています。それに伴い不在による再配達も増え、トラックでの移動でのCO2の排出量が増加しています。
再配達を減らすために、受け取り時間の指定や宅配ボックスの設置、玄関先や車庫などの指定場所に荷物を置いてもらう「置き配」などのサービスを利用し、自分のライフスタイルに合わせた受け取り方を選びましょう。
お問い合わせ先
市民生活部 生活環境課 SDGs・カーボンニュートラル推進室
電話番号:0761-58-2217 ファクス:0761-58-2292