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林 葵さん

登録日:2019年9月27日

林 葵さん

能美市への移住が、ヨガと出会ったきっかけです。子育てのストレスを感じる女性に、自分ができることは何かなと。

 大阪で保育士をされていた林さん。 研修会場での運命的な出会があり、ご主人の故郷へ。能美市でご主人の両親と暮らし、現在はヨガのインストラクターをされています。

「保育士で専門職だった時は、うまくクラスを運営をできていたのに、わが子となると本当に言うことも全く聞かないし、難しくて。理想はちゃんとあるし、いろいろなことの知識もあるけれども、わが子にはそれが全然通用しないという、いろんな感情が。ギャップも大きかったと思います。」

 初めての子育てでわからないことがあっても、相談できる友達も近くにいないというようなところで悩んでいた林さんは、いろんなことが重なっていた時にヨガと出会うことに。保育士のときから苦しんできた腰痛など、体の不調が治ったり、精神面での気持ちのもち方など、体だけじゃないところがヨガにはあることにも惹かれ、本格的な勉強へ。

「全米ヨガアライアンスという世界的に一番大きい資格があるんですけれども、200時間で取れるのを知り、子育て真っ最中に、週末だけ金沢で受けられるコースに通いました。週末になると『ちょっとお願い』と子供を預けて、また平日は、息子が昼寝したりしたらちょっと課題をしたりみたいな感じで資格を取りました。」

 保育士の資格を持ちながら自分のお子さまを育てられたことが、両方の立場で子育てを考えられるようになったという林さん。現在は、「のみにこ」という市の施設で教室を開き、子育て支援センターでお母さんたちとのヨガや、キッズヨガ、親子ヨガを開かれています。

「実は、うつ状態に近いお母さんたちが結構いるんです。自分の身近にも。なので、どうしたらいいんやろうと思ったときに、自分はヨガに救われたので、それを伝えたいなという思いがありました。産後うつなどから結局、弱い子供のところへストレスが向かってしまうことで、子供が育つ環境が悪くなってしまう。そこになにができるかな、と自分の中で考えると、ヨガを通して、お母さんたちをちょっと救うことかなと思います。

お母さんたちを少しでも楽にするというか、保育士さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんも、“子育て楽しいな”と思ってもらえる環境をつくっていけたらいいなと思っています。」

ヨガをする林さんお母さんと2人で看板ヨがポーズのみにこの前の林さん

林 葵さん

大阪府ご出身。ヨガインストラクター。結婚を機に夫の実家へと移住。大阪では保育士さん。子育て中のストレスを緩和するため、市開催の親子ヨガに参加したことがきっかけで、ヨガの道へ。

みんなのYoga

取材日 2019年7月23日

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