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奥村 源さん

登録日:2019年9月27日

奥村 源さん

農業を始めてから、本当にいろんな人に助けられました。能美市の魅力は、ひょっとしたら人なのかもしれませんね。

 「ただ、とにかく家族でその家庭菜園で、なっているものを取るのが楽しかった。みんなで朝、母親とか兄貴らと一緒にチョキっとして取れたという、あれだけはよく覚えていますね。」

 奥村さんは金沢が本社のIT企業に就職・配属され、ご結婚後、能美市に居を構えました。その後も東京や大阪など6年近く単身赴任の月日が流れていた奥村さんは既に満身創痍。奥さまのご理解も得られ、退社し、能美に戻られ農業をはじめました。居を構えて10年。まだ小さいお子さま三人を抱えてのゼロスタートでした。

 「最初は上手に売れなかったらどうしようと思って、あれこれやって、実はそれが大変なだけで。本当、嫁さんごめんという感じで通帳残高は減っていく、減っていく・・・結局そこに、はっきり踏み込んでくれたのは2年目の暮れぐらいに農協を経由して知り合えたトマトを専門に作っているベテランのおじさんでした。ポイントをついてくれる人で、もうこれはやめろ、これはやったほうがいいというのをぱっぱっと言ってくれた。そこからちょっと頭は切り替わってきましたね。農業の大変さは、そのある面積に植えたものが人並みに収穫できるかどうか。そのためには、やっぱり自分のその栽培技術をきちんと確立できないと駄目なんです。上手になってくると、天候に対してのブレを自分でうまく調整していけたりするのが本来の技術なんだろうと思うんですね。」

 そんな奥村さんが今でも忘れない初期の出来事があります。

「僕は農業を始めてから、一番最初は農業法人で勉強させてもらった後も、そこの方やこの近隣の農家の方、本当に人には恵まれましたね。いろんな人からいろんなものをいただいたり、何かとアドバイスも。今、この上のビニールなんか、最初は近所のビニールハウスをしている農家さんがおろしたビニールをもらってきて廃ビニールを張ってました。お金もないしと困っていたときにです。その農家さんは、本当は多分、張り替えなくてよかったはずなんです。『奥村さん、どうせ張り替えるからいいよ』と言ってわざわざおろしたものを譲ってくれて。本当に・・・

 能美市の魅力は、実はひょっとしたら、人なのかもしれませんね。

奥村さんと子ども説明する奥村さんトマトテント奥村さんとトラクター

奥村 源さん

横浜市ご出身。みなもと農場代表。大学卒業後、大手IT企業に就職し金沢本社へ。そこで奥さまと知り合い、能美市に移住されました。ご自宅の周りで行われている農業に惹かれ、とうとうご自身でも起業。

みなもと農場 能美

取材日 2019年7月24日

お問い合わせ先

企画振興部 地域振興課

電話番号:0761-58-2212 ファクス:0761-58-2291