石間さんご夫妻
登録日:2019年9月27日
普通に“クオリティ・オブ・ライフ”な人生を歩みたい。そして、出したい料理を出しやすい価格で提供したい。で、ここなんです。
金沢から横浜の飲食店へ移り10年ほど働いてきた石間さんご夫妻。
ご主人の40歳を契機に決心し、東京有楽町にあるアンテナショップから情報を集め、全国の市町村が会するUターン、Jターン、Iターンの会場に足を運んだことが、移住のきっかけだそうです。
「もちろん帰るに、あたっては、何カ所も候補を、加賀市もそうですし能美市も白山市も含めて調べました。その中でちょっと金沢は、もうある意味、メリットがやっぱりないと思ったんです。レストランも多いですし、実際問題そこで家賃を払いながらやっていくには負担が多い。
結局、イタリアンってやっぱり手軽なものであると自分は思っているんです。手軽であるということは、お値段的にもある程度は抑えられたお料理であるべきだし。それってどうやったらできるかというと、素材であったり、なおかつ固定費とか、自分たちもどこかでまたアパートを借りて、店舗のテナントの金額がかかるという二重の家賃の流れの中でやっていくと、どうしても、お出しする料理にプラスアルファになってしまいますよね。だから地方で出すなら、東京よりも安く。一番の差ってそこだと思うし。だったら田舎で、自分たちが出したい料理を、出しやすい価格で提供したいな、という思いもあって、金沢は最初に外しました。
あと、自分はバリスタでもあるのですが、コーヒーは技術的なところと、豆と、もう一つの要素が、やっぱり“水”なんです。水道水や浄水、それこそミネラルウオーターとかをいろいろ試していて、石川県内の水はどうかな、と検索したら、ここ(仏大寺町)の水だったんです。」
候補地を3カ所に絞り、その中から能美市を選んだのは、奥さまのご実家が近いこと、そして市の支援制度が充実してたことも大きな理由。
「いまだにGoogleマップ上では、ここは田んぼですから」と笑う石間さんは、仏大寺町での毎日がとても充実しているようです。
「二人でやっている以上、普通に“クオリティ・オブ・ライフ”な人生にしたい。働き過ぎないで、なおかつ無理をし過ぎないで、長くやっていこうかなと、おもっています。」
石間 崇さん、絵美さんご夫妻
能美市仏大寺町にあるイタリア料理店「イルボッツォロ」のオーナー&シェフ。横浜を含め、10年以上のレストラン勤務を経て独立。ご主人の崇さんは加賀市ご出身。奥さまの絵美さんは緑が丘ご出身。
取材日 2019年7月24日
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