宮竹日吉神社社叢
登録日:2019年4月1日
宮竹日吉神社社叢は、原生林に近い自然林となっており、辰口町のみならず石川県内の自然景観を 代表する植物群落で、ウラジロガシの巨木やネジキの巨木の群生、さらにスダジイ・ヒメアオキなどの 群集林となっており、しかも珍しいチシマザサなどを伴って成育している。
この群落の中で特に、秋田・宮城以南の温帯・暖帯に植生する小高木のネジキについては、宮竹日吉 神社のものは、樹高12~13メートル、目通幹周0.9~1.2メートルのものが何本もあり、この樹種の一般的 な樹高8メートル、幹周0.3メートルをはるかに凌ぎ、県下でも1、2、3、5、7位を誇る巨木を有している。
ウラジロガシ―ヒメアオキ群集としての社叢林は、「鎮守様の森」として、地域住民の信仰の対象として 保護されている。