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滝浪社

登録日:2019年4月1日

滝浪社

瀧浪社は古く『続日本後記』の嘉祥二年(849)の条文に従五位下に叙せられたらしい記述がみえ、「延喜式神名帳」には「多伎奈弥神社」と記されるなど、式内社として古来より崇敬を集めている。

創建の時期は詳らかではないものの、古代の人々が七段の岩を流れる清流七ツ滝を神体として崇め奉ったことが神社の始まりと思われる。明治二十二年六月に山の中腹から上方の現在の地へ社殿が移された際、平安時代末から鎌倉時代初頭のものとみられる鏡8点とそれを納めていた珠洲焼の壺1点、加賀焼の片口鉢1点のほか、鉄刀が出土したと伝えられ、古来、篤い信仰を受けていた様子がうかがわれる。

社叢林にはスダジイやウラジロガシ、ホオノキなどが生い茂っており、中でもスダジイは近郷では見られない巨木としてよく知られている。

自然が織りなす雄大さ、神々しさに対して、畏怖の念を抱いた古代の人々の信仰と歴史を現在に伝える重要な古社である。

能美ふるさとミュージアム
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