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無患子樹

登録日:2019年4月1日

無患子樹

ムクロジ(無患子樹)は、本州(中部以南)・四国・九州から沖縄・台湾を経て、中国・ネパールに分布する 熱帯の植物で、温帯には少なく、高くそびえる落葉高木で、高さは17メートルほどになる。
ムクロジの自生は、市内では仏大寺の「むくろじ隧道」の南端の山腹に群生しているにすぎない。 指定されている無患子樹(一番の巨樹は枯死したという)は、根元の幹周2.2メートルで、空洞となっており、すぐ上 で2岐に分枝しており、日本における自生地の北限付近にあたるとされている。

ムクロジは、昔から果皮にサポニンを多く含むので石鹸の代用として、また果実の中にある楕円形の固くて黒い 種子を羽根つきの羽根や数珠の玉などとして使用する用途があったため、庭園樹として植えられることが多か った。夏には、淡緑色の小さな花が咲き、果実は球形で、成熟すると黄色または黄褐色になる。

また、市内にはムクロジは、仏大寺の山から辰口福祉会館前に移植したものが一本あり、その他に市内で は金剛寺神社境内、火釜神社境内、舘地内などで確認されている。

樹高12.0メートル、幹周0.8メートル、0.6メートル

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