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自殺防止対策

更新日:2021年2月24日

あなたの気づき・寄り添い・つなぎで救えるいのちがあります。

国内の自殺者数は平成10年以降減少していましたが、いまだ年間2万人以上の方が自殺で亡くなっています。さらに、令和2年度には新型コロナウイルス感染症拡大の影響などにより、自殺の要因となり得る様々な問題が深刻化し、自殺者数が11年ぶりに増加しました。

自殺は「追い込まれた末の死」であり、多くの自殺は防ぐことができることから、個人的な問題としてとらえるだけではなく、社会的な問題として取り組む必要があります。

市では、平成22年に『能美市自殺防止対策地域連絡協議会』を設置、平成24年3月には『自殺防止対策指針』、平成31年3月には『能美市自殺対策行動計画~のみリブ&ハートアクションプラン~』を策定し、自殺防止対策を体系的に推進していきます。

市の現状

  • 毎年4人以上の市民が自ら命を絶つ状況が続いています。
  • 自殺者の7割は男性です。
  • 年代別では、男性は40~60代・80歳以上、女性は50~70代が多くなっています。
  • 自殺者の約2割に未遂歴があります。

自殺の要因について

  •  自殺の背景には様々な「危機要因」が潜んでいると言われています。

(自殺の危機要因イメージ図)

  • 「生きることの阻害要因」が「生きることの促進要因」を上回った時に自殺のリスクが高まると言われています。

 

自殺防止対策の方向性

●「すべての市民が自殺に追い込まれることのない地域社会の実現」に向けた全市民を対象とする包括的な自殺対策の推進

 (特に、「50から60歳代」、「子ども・若者」、「生活困窮者」への効果的アプローチ)

●自殺対策の基礎となる地域活動やそれを支える人材の育成

●心身の健康づくりの推進による自殺要因・動機の抑制

●自殺未遂者のケアと再発防止、自殺者遺族のサポート

●幼少期からの教育による自殺予防の推進

 (命の大切さに関する教育、自己肯定感・自己効力感を高める教育等)

自殺防止対策の基本方針

(1)「我が事・丸ごと」地域共生社会の実現と地域におけるネットワークの強化

(2)自殺対策を支える人材の育成

(3)市民への啓発と周知

(4)生きることの促進要因への支援

(5)児童・生徒のSOSの出し方・受け方等に関する教育

重点施策

●50から60歳代に対する自殺対策

 (1)健康管理の促進

 (2)包括的な支援のための連携の推進

 (3)中高年層者の健康不安に対する支援

 (4)余暇の充実、社会参加の強化と孤独・孤立の予防

 (5)自殺未遂者への支援・遺された人への支援

●子ども・若者に対する自殺対策

 (1)妊産婦への支援の充実

 (2)自己肯定感の育成と居場所づくり

 (3)命を大切にする教育の推進

 (4)心の健康に関する意識啓発

 (5)0~18歳までの子育て機関の情報共有と連携の推進

●生活困窮者に対する自殺対策

 (1)自殺リスクを抱える生活困窮者を支援へとつなぐ取り組みの強化

 (2)多分野の関係機関による連携・協働基盤の整備

 (3)人材育成の推進

関連リンク

こころの健康(各種相談等)

新型コロナウイルス感染症に関する人権への配慮について

外部リンク

いのちと心の相談ナビ(生きる支援の総合検索サイト)
こころの耳(働く人のメンタルヘルス・ポータルサポート)

お問い合わせ先

健康福祉部 健康推進課

電話番号:0761-58-2235 ファクス:0761-58-6897