能美電駅跡周辺スポット　岩本駅編

岩本駅跡周辺スポット

灯台笹駅跡

　能美電気鉄道（能美電）の駅として、大正14年（1925年）6月開設。

　田園の中心にあり、通勤・通学の利用が多かった。裏山には凝灰岩の石切場だった「天狗壁」があり、石材の販路拡大に大きな役割を果たした。

　昭和55年（1980年）9月の能美電廃線に伴い廃止。跡地近くには現在、灯台笹公民館が建つ。

　　住所：能美市灯台笹町

　　座標：36.45292, 136.60401

 【現在地から約700m】

岩根宮

 

　古くから岩根宮と呼ばれており、白山比咩神社の「白山七社（白山本宮・金剱宮・三宮・岩本宮・中宮・佐羅宮・別宮）」の1社に数えられた。能美市指定史跡。

　平安時代の嘉祥年間の創建とされ、現在の神社敷地を含む広大な神域に、大小多くの建造物があったと考えられる。元々は手取川を隔てた天狗壁の頂上にあり、現在地は、その観音堂だったという伝承もある。

　また、室町時代の物語『義経記』には、奥州に逃れる途中の源義経が、今後の武運を祈願した地として登場する。

　　住所：能美市岩本町ホ27

　　座標：36.45009, 136.61146

【現在地から約250m】

笹葉天照皇神社

 

　神明社・笹葉社を経て、明治29年（1896年）笹葉天照皇神社に改称。

　　住所：能美市灯台笹町ヌ51

　　座標：36.45052, 136.60406

【現在地から約800m】

灯台笹遺跡

　昭和35年（1960年）当時の中学生が畑で発見した白い石の欠片は、石川県の歴史を塗り変え大発見となった。それは、約2万年前に 旧石器人が残した尖頭器（ナイフ形石器）だった。

　この発見によって、県内初となる旧石器時代遺跡の発掘調査が行われ、石川県の黎明期を解き明かすきっかけとなった。

　　住所：能美市灯台笹町

　　座標：36.45032, 136.60259

【現在地から約1,100m】

天狗山駅跡

 

　能美電気鉄道（能美電）の駅として、大正14年（1925年）6月開設。

　当初は「新鶴来駅」。昭和6年（1931年）に天狗山トンネルが完成し、翌年に本鶴来駅（現在の白山市）まで繋がったことで、「天狗山駅」に改称。昭和9年の手取川大洪水では、鉄橋の天狗橋が流され、翌年の復旧まで本鶴来駅との間が寸断される事態となった。

　昭和21年廃止。

　　住所：能美市岩本町

　　座標：36.45029, 136.61689

【現在地から約600m】