能美電駅跡周辺スポット 宮竹駅編
登録日:2025年10月14日
宮竹駅跡周辺スポット
三ツ口駅跡
能美電気鉄道(能美電)の駅として、大正14年(1925年)6月開設。
当初は「三口駅」と呼ばれた。北陸鉄道が、能美電と浅野川電気鉄道(後の浅野川線)を合併させると、金沢市の「三口駅」と区別するため「三ツ口駅」に改称した。集落からは少し離れた田園の中心にある駅だった。駅跡近くには、宮竹保育園がある。
昭和55年(1980年)9月の能美電廃線に伴い廃止。
住所:能美市三ツ口町
座標:36.45223, 136.57940
【現在地から約700m】
宮竹日吉神社

弘仁年間の創建と伝えられ、元々は日吉社と称した。集落にある北龍山正林寺建立の際、現在地に移った。明治22年(1889年)宮竹日吉神社に改める。
社叢は、ウラジロガシ・ネジキ・スギ・スダジイ・ヒメアオキなどが見られる市内有数の社叢林である。豊富な植物群の自生地としてのみならず、古くから地域の「鎮守の森」として崇敬されてきた。能美市指定天然記念物。
住所:能美市宮竹町ウ6
座標:36.45118, 136.58850
【現在地から約150m】
三ツ口八幡神社

元々、現在の集落の西北側にあったとされるが、手取川大洪水で流失し、現在地に移った。現在の社殿は、昭和46年(1971年)に建立された。
住所:能美市三ツ口町ハ82
座標:36.45553, 136.58089
【現在地から約950m】
七ツ滝
上流の「一の滝」から滝浪社前の「七の滝」まで、標高差が約50mの、変化に富んだ7つの滝が、大小の岩を縫うように続く。能美市指定名勝。
「二の滝」は落差が約12m、幅が約10mある最大規模の滝となり、降雨後には迫力ある水しぶきを上げる姿を見ることができる。明治の郷土史家森田柿園が『加賀志徴』で紹介し、幕末の金沢商人小倉有年は滝の姿を描いている。
自然豊かな名勝地としても知られ、ウグイ・タカハヤなどの淡水魚が生息し、滝の周辺にはキジ・ヤマドリなどの鳥類の他、ニホンカモシカ・リス・ギフチョウなども見られる。また、ウラジオカシ・スダジイ・シロダモなどの照葉樹や多湿を好むシダ植物などが豊富に確認される。
住所:能美市長滝町
座標:36.44294, 136.58666
【現在地から約1,400m】
灯台笹駅跡

能美電気鉄道(能美電)の駅として、大正14年(1925年)6月開設。
田園の中心にあり、通勤・通学の利用が多かった。裏山には凝灰岩の石切場だった「天狗壁」があり、石材の販路拡大に大きな役割を果たした。
昭和55年(1980年)9月の能美電廃線に伴い廃止。跡地近くには現在、灯台笹公民館が建つ。
住所:能美市灯台笹町
座標:36.45292, 136.60400
【現在地から約1,500m】

お問い合わせ先
教育委員会事務局 ふるさと文化財課 能美ふるさとミュージアム
電話番号:0761-58-5250 ファクス:0761-58-5251