能美電駅跡周辺スポット 末信牛島駅編
登録日:2025年10月14日
末信牛島駅跡周辺スポット
本寺井駅跡

能美電気鉄道(能美電)の駅として、大正14年(1925年)3月開設。
駅前には商店街や映画館などがあり、繁華街として栄え、1日の利用者は千人を超えた。昭和30年頃には駅前で「九谷まつり(後の九谷茶碗まつり)」が開催されて、多くの人で賑わっていた。駅近くの運送店が貨物運搬を担い、大半を九谷陶磁器が占めていたとされる。
昭和55年(1980年)9月の能美電廃線に伴い廃止。跡地には現在、寺井図書館が建つ。
住所:能美市寺井町レ
座標:36.43708, 136.49307
【現在地から約800m】
末信神社

この地域はかつて重友村と称し、嘉応3年(1171年)既に京都の石清水八幡宮領となっていることが確認でき、八幡社を勧請したと伝わる。明治12年(1879年)末信神社に改称。
住所:能美市末信町イ1
座標:36.43477, 136.50228
【現在地から約200m】
牛島八幡神社

得橋神社とも呼ばれる。かつて、牛島の集落は南西方面にあったとされ、嘉応3年(1171年)既に京都の石清水八幡宮領となっていることが確認される。牛島八幡神社は「宮の島」にあったが、度々の手取川洪水で、集落と共に現在地に移転した。
移転前の神社跡は「宮の嶋旧蹟」として、能美市指定史跡となっている。
住所:能美市牛島町ロ270
座標:36.43159, 136.50269
【現在地から約350m】
宮の嶋旧蹟

牛島の集落は、中世まで現在の南西方面にあり、牛島八幡神社の跡地が「宮の嶋旧蹟」である。能美市指定史跡。
度々の手取川洪水で、集落・神社は現在地に移るが、「宮の島」周辺には、オボクデン(御仏供田)・アミダ(阿弥陀)など神社仏閣や荘園に関わる地名が残っている。
平成7年(1995年)の県道小松インター八里線の建設工事に伴う発掘調査で、縄文時代から室町時代までの集落跡「牛島ウハシ遺跡」が発見された。遺跡からは、中世の掘立柱建物や井戸などの遺構だけでなく、中世遺物として、田下駄・漆椀・漆皿・箸などの木製品、越前焼・珠洲焼・青磁などの土器類も数多く出土した。
住所:能美市牛島町西
座標:36.42529, 136.49344
【現在地から約1,400m】
加賀佐野駅跡

能美電気鉄道(能美電)の駅として、大正14年(1925年)3月開設。
沿線の駅で「加賀」の名が付く3つの駅のうちの1つ。古府・河田(小松市)方面からの利用者も多く、最盛期には1日700人の利用客がいた。
陶器・木材・石材の出荷、肥料・原石の入荷も多く、産業面で大きな役割を果たした。近くの狭野神社で「佐野茶碗まつり(後の九谷茶碗まつり)」が開かれていた昭和20年代までは、利用者で溢れていた。
昭和55年(1980年)9月の能美電廃線に伴い廃止。
住所:能美市石子町ロ
座標:36.43406, 136.50886
【現在地から約700m】

お問い合わせ先
教育委員会事務局 ふるさと文化財課 能美ふるさとミュージアム
電話番号:0761-58-5250 ファクス:0761-58-5251