松井秀喜ベースボールミュージアムに行ってきました。
登録日:2020年3月31日
能美市観光大使の小林奈々絵さん。念願の松井秀喜ベースボールミュージアムに。(2019年11月27日撮影)
「野球が好きだから、野球がしたいから」その強い思いから前を見続け、野球というスポーツを通して、人がどれほど感動できるかということを身をもって示してきた能美市出身のスーパースター、松井秀喜氏の幼少期から2012年のシーズンを最後に大リーグを引退するまでの足跡を記念したミュージアムです。後年、国民栄誉賞も受賞し、約20年に渡り日米のプロ野球ファンを沸かせてきた松井さんですが、野球ファンのみならず、強い信念のもと、ひたむきに努力し続ける姿勢と生き方に多くの人が共感し、幅広い層のファンが今も支持し続けています。ミュージアムに到着するとバットをもつ松井少年がエントランスでお出迎え。館内に入ると大リーグ時代の成長した松井選手に出会えます。
入り口では松井さんの大きな手と握手できます(2019年11月27日撮影)
ワクワクしながら中へ入ると、バットを構えた小学生松井少年の姿が。すでに眼力がすごいこの姿に、きっとお父様も何かを感じていたのかもしれません。驚くのは、当時は野球だけではなく、相撲大会や柔道大会でも輝かしい成績をおさめられていたこと。下のメダルは野球だけでなく、相撲と柔道のものもあるのです。そして、スーパースターへの出発点となる星稜高校時代の数々の思い出、5打席連続敬遠の試合の事など、まるで最近の出来事であったかのように思い出すことができます。そしていよいよコーナーを曲がると読売ジャイアンツ時代に受賞したトロフィーや記念楯がなんと壁一面に並んでいます。改めて松井さんの偉大さを認識することができます。
そして、悩みに悩んで決断した読売ジャイアンツからの旅立ち。2002年の日本シリーズで4連勝したその2日後に、メジャー挑戦を表明。「メジャーでプレーすることは自分のわがまま」「ジャイアンツファンの皆さんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」「決断した以上は命をかけて頑張りたい」など、これだけ偉大な成績を残しながらも、常にファンからの信頼を一番大切にしていた松井さんの心情が強く伝わってきます。
そしていよいよ第3のステージ、ずっと憧れていたヤンキースへ。「僕には夢がある」とバットを構えていた松井少年は、夢をとうとう実現することになるんです。すごい!本当にすごい。めちゃくちゃかっこいい。
館内中程にはヤンキースタジアムを背にした松井さんのトレンチコート姿の等身大人形が。撮影スポットが設置されていて、ここで写真を撮ると、まるでヤンキースタジアム前で偶然お会いした松井さんとスナップ写真を撮らせてもらったような写真が出来上がります。
ニューヨークヤンキースでの思い出。生涯の友となるデレク・ジーター選手との出会い。松井さんの姿勢が多くの関係者に信頼され、敬意を払われるに至った経緯を深く読み取れます。名場面を編集したビデオは英語字幕版もあり、どなたでも楽しむことができます。
圧巻は日米通算507本塁打!すべてのホームランの瞬間をカードにした「松井秀喜ホームランカード」。日本で10年、米国で10年活躍した証でもあるカード全てが壁一面に広がっている様を見ると、野球というスポーツを通して、人がどれほど感動できるかということを身をもって示してきたその生き様に、こちらの身が震えるほどの感動をおぼえます。隣には取材に応じた際の「松井さん語録」が展示されていて、一つ一つ読んでいくとその偉業と重なって、松井さんのお人柄も鮮明に浮かび上がってきます。
そして、再度入り口にある、小学生時代から最後の所属チームであるレイズまでの一列に並んだユニフォームを眺めると、現役選手としては引退をしたけれど、絶えず新たな夢=目標を掲げ、その達成に向けてまっすぐに進んできた人だということに深く感動をおぼえます。
併設されているお土産コーナーもお菓子のほかに、松井さんが好きなお母さんの手作りカレーと同じ味に仕上げたレトルトカレーやTシャツなどグッズがいっぱいです。多くの方が松井さんのことを書いた本や、ご自身で書かれた本もたくさん置いてあります。松井さんは読書家なんですよね。
松井秀喜ベースボールミュージアムの北山さんと
動画メッセージ
松井秀喜ベースボールミュージアム
入館料: 一般400円、小・中学生100円、園児・幼児は無料。
https://www.hideki.co.jp/index.html
地図情報
松井秀喜ベースボールミュージアム
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産業交流部 観光交流課
電話番号:0761-58-2211 ファクス:0761-58-2297