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吉原町(よしはらまち)

登録日:2019年7月1日

伝統を守り、異なる世代のつながりを強めて助け合う町

 国道8号線から吉原釜屋町を結ぶ市道と、小松市から福島町を結ぶ県道が交わるT字路「福島交差点」の先に位置する吉原町。現在この町には、110世帯315人が暮らしています。西川と熊田川が流れており、明治41年水害を避けるために、砂丘地である西川の西側に集団移転した歴史があります。そのため、西川を境に集落と田園地帯が明確に分かれており、水害に強いまちづくりが徹底されています。

 集落を歩くと、延喜式内社(えんぎしきないしゃ)(注)の熊田神社が目に留まります。かつて別の場所に同名の神社がありましたが、約400年前に起こった手取川の洪水により熊田村の集落が流失し、明治9年、現在地に八幡宮と熊田村の熊田神社を合祀し、熊田神社と改称した歴史があります。

注:古代律令制における神祇官が延長5年(927年)に作成した官社帳に掲載された神社。

 「この町は条里制の町並みでこじんまりとしていて、昔からつながりが強く、みんなで助け合う町です」と町内会長の田中さんは話します。毎年8月14日には町民や帰省した方が200人程集まり、熊田神社で盆踊り大会を開催します。また、老人会の「いきいきサロン」と月1回の公民館開放(りくつな~会)などの行事で町民の交流する機会を設けています。

 今年から、若い世代の方々を中心に構成される4部門(福祉・防災・安全・総務)の委員会を設けました。その結果、これまで目が届かなかった若い視点で、役員会に意見が出るようになりました。町の組織において、縦のつながりと横のつながりを強める吉原町。多くの世代の力が合わさり、より住みよい町になると感じました。

吉原町の様子
町の一大行事である60年以上続く盆踊り大会の様子。200人ほど参加し、お盆に帰省した方を含めて盛大に賑わいます。

(広報のみ2019年5月号より)

地図情報

吉原町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290