このページの本文へ移動する

宮竹町(みやたけまち)

登録日:2019年7月1日

時代の変化に柔軟に対応 安全で潤いのある町

 能美市の東部に位置し、町の南側には北陸先端科学技術大学院大学やいしかわサイエンスパークがある宮竹町。先端大の留学生や外国人教員などが多く住み、保育園の運動会では、アナウンスが二か国語で放送されるなど国際色豊かなこの町には、現在、419世帯944人が暮らしています。

 町内を歩くと小さな路地でも道幅が広く、ところどころに公園があることに気付きます。「町中の水路を暗渠化したり町民同士が話し合ったりして道路を広くしたんです」と町会長の橋場さんが教えてくれました。宮竹町は平成9年度から16年度にかけて、街なみ環境整備事業という国の制度を活用し生活道路の拡幅や5か所の公園の新設を行いました。整備完了後はモデル地域として各地から視察が来たといいます。

 宮竹町には戦後から伝わる獅子舞があり、獅子舞保存会と若獅子会が一体となり伝統の継承をしています。秋祭りや納涼祭などで披露され、笛や薙刀などとともににぎやかに町内を練ります。橋場さんは宮竹町について「獅子舞のように長く続いていることもありますが、時の流れによって柔軟な姿勢で物事に対応している町です」と話します。例えば、かつて10月に行っていた秋まつりを他の地域の祭りと合わせて9月に変更。さらに今は、町民がより参加しやすい日程を話し合いを重ねながら検討しているそうです。

 先端大の開学や街なみ環境整備事業など、町を取り巻く環境が変化していく中で、住みよい町づくりを目指す宮竹町。伝統を守りながら、その未来を柔軟に練り上げていくに違いないと思いました。

宮竹町の様子
緊急時に大型車両が通行可能な道路幅に整備され、カラー舗装もされています。公園は町民が気軽に集える憩いの場となっています。

(広報のみ2019年3月号より)

地図情報

宮竹町の位置

お問い合わせ先

市長室

電話番号:0761-58-2202 ファクス:0761-58-2290