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火釜町(ひがままち)

登録日:2019年7月1日

町民が気軽に集まれる場 “きまっしー” がある町

 火釜町には、現在161世帯471人が暮らしています。

 明治時代、町では度重なる手取川の洪水によって、農業が安定しないと悟った先覚者達が、商工業に転向していきました。味噌や醤油などの醸造が盛んに行われていたそうです。その後、明治維新などを経て、大正から昭和にかけて繊維産業が出現。町の様子は時代と共に変化していきました。

 町の出身者である田谷充実氏は昭和30年に石川県知事に当選。選挙期間中は火釜町民一丸となって運動しました。当選後はすばらしい政治手腕を発揮し、二期目の半ばで他界されるまで県政に貢献されました。現在の集会所は田谷家の跡地で、記念碑が建立されています。田谷氏は、今もなお郷土の偉人として町民に愛されています。

 集会所では毎月20日に「きまっしー」が開催されています。これは、いきいきサロンが発展したもので、昨年4月から始まりました。

 午前10時から午後4時までの好きな時間に参加でき、町民が自由に集まり、お茶を飲んだり、将棋や麻雀をしたり、好きなことを楽しみます。時には出前講座や、ちまき作りなどの企画も行います。参加者は、いきいきサロンの頃の2倍ほどになりました。

 「引きこもりがちな高齢者にも顔を出してもらうことで、見守りにもつながっています」と話すのは、町会長の中川さん。きまっしーの生みの親です。

 子どもから高齢者まで、町民の元気な姿と笑顔が見たいと中川さんは話します。今日も、きまっしーの企画を含め、新たなアイデアを考案中でした。

火釜町の様子
写真は、町民がきまっしーで楽しむ様子。きまっしーは、町会役員の他、11人の女性スタッフが運営を支えています。

(広報のみ2018年10月号より)

地図情報

火釜町の位置

お問い合わせ先

市長室

電話番号:0761-58-2202 ファクス:0761-58-2290