浜町(はままち)

潮風がかおる文化、教育の町“ござっせ浜町”

　能美市の西方、海岸沿いの中央に位置する浜町は、海とのかかわりが深く、かつては製塩や漁業、船乗りが生業となっていました。海沿いにあった砂丘地帯は昭和30年代に一大工業地帯と変貌し、現在も町に活気を与えています。

　地内には根上中学校が立地しており、周辺には浜小学校があります。学校に加え駅も近いという立地の良さから近年も転入者が増えており、昭和初期は40軒だった町には現在、431世帯1,098人が暮らしています。

　「溶け込みやすい町だなと思う」町内会長の稲波さんは町についてそう言い表します。県外出身であるという稲波さん、この町の人は人情味にあふれ移住者も快く受け入れてくれると実体験を交えながら話してくれました。

　公民館の中を案内してもらうと、2階の一室にドラムセットやアンプなどが置いてありました。浜町には「浜町バンド」という20年前に結成されたバンドチームがあり、世代交代を交えながら今も活発に活動しています。他にもカラオケクラブやちぎり絵教室があり、町民が楽しみながら活動してることが伺えます。集会室には大きく印刷した「浜町防災マップ」が張られており、班ごとの動きが一目で分かるようになっています。また、公民館の床や階段が柔らかな絨毯調だったり、町内の街灯を増設したりといったことから、皆が安全安心に暮らせるようにとの配慮が伝わってきました。

　皆さんきてくださいという思いでつけられたというキャッチコピーの『ござっせ浜町』を体現するように、町は活気とやさしさにあふれていました。

毎年春に行っているパークゴルフ大会は、子どもから大人まで参加し盛り上がっています。

(広報のみ2018年8月号より)