長滝町(ながたきまち)
登録日:2019年7月1日
いにしえから地元愛に溢れる清流の里
市内でも有数の景勝地「七ツ滝」には、連日多くのカメラマンが撮影のために訪れます。この滝は長滝という地名の由来になっており、辰口町史によれば七段流れる滝があることから、七滝村と呼ぶところを唱え間違い、長滝という地名が定着したと書かれています。川沿いでは家の敷地から川に降りる階段があちこちに見られ、昔から水との関わりが深いこの町には、現在29世帯95人が暮らしています。
「川遊びや虫捕り、葉っぱ遊びはもちろん、ナマズを釣ったことなど、子どもの頃の楽しい思い出は数えきれない」と町会長の山際さんは話します。川遊びの帰り道、大きな平たい岩で休んだそうで、現在その岩は、宮竹小学校の正門近くに置いてあり、子ども達を見守っています。
集落を見渡せる丘の頂上にある瀧浪神社は、社殿までの段数が150段以上あり、市内でも最多の段数を誇る神社の1つです。かつて社殿は丘の中腹にあり、その場所から平安時代の鏡や鉢が発見されました。さらに、約5000年前と思われる土器のかけらも発見された場所があり、大昔から人が暮らすには非常に条件の良い場所だったと推定されています。
公民館で開催するバーベキュー大会には、市外で暮らす町出身の人も集まり、和やかに交流が行われるそうです。
「ご近所を見守る体制ができている。仲がよく、顔が見える関係をずっと維持できればうれしい」と語る山際さんからは、地元の明るい話題が絶えません。町内を流れる清流で育まれた地元愛に溢れる町という印象を受けました。
七ツ滝は歩道が整備されており、夏場は涼しく心地よい散策コースとなります。
(広報のみ2018年9月号より)
地図情報
長滝町の位置
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