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辰口町(たつのくちまち)

登録日:2019年7月1日

風情あふれる温泉宿がある町は人々の生活の拠点

 能美市のほぼ中央に位置する辰口町は、商業や教育施設、物見山運動公園に陸上競技場、そして福祉会館などの公共施設など、生活に必要なインフラが集中し、周辺住民の生活の拠点となっています。現在、386世帯、967人が暮らしています。

 かつて泉鏡花が愛したと言われる名湯、辰口温泉は開湯1400年の節目を迎えました。温泉街を通る道は「湯曲輪(ゆのかわ)通り」と呼ばれており、カーブを描く道を粋に表現しています。

 「段階的に団地ができていったので、年齢層のバランスが良いです」と話すのは町会長の居村さん。秋祭りにはたくさんの町民が参加し、おみこしと巫女舞い、獅子舞の棒振りを小・中学生で行います。

 最近では、町民の希望により「あさイチよろっさ」の試行が始まりました。週1回のハイペースで、高齢者が「よろっさ」(公民館)に集まり、出前講座などを受講します。この取り組みでは、高齢者に会話の場所を提供するとともに、公民館を身近にすることで、避難訓練としての性質を併せ持っています。試行後にはアンケートをとり、理想の形に近づけていきたいと居村さんは言います。

 「安心・安全の確保」、「温泉街へのアシスト」、「町民同士のふれあいの醸成」といった3つの目標(タウン・ビジョン「町春風(まちかぜ)」)を掲げ、計画に沿った町づくりが進められています。

 「思いつきで何かを始めるのは簡単ですが、無計画だと続けていけない。継続が大切なので、計画的にやっていきます」と、居村さんはまちづくりに対する思いを熱く語りました。

辰口町の様子
里山の湯の隣にある集福寺には、大きな「延命地蔵菩薩」(左)と「ぼけ封じ観音」(右)がご安置されています。

(広報のみ2018年8月号より)

地図情報

辰口町の位置

お問い合わせ先

市長室

電話番号:0761-58-2202 ファクス:0761-58-2290