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出口町(でぐちまち)

登録日:2019年7月1日

新旧が融和して能美市の出入り口にふさわしい町を創る

 能美市の北部中央、金沢方面から辰口大橋を渡ると右手に見える集落が出口町です。霊峰白山を美しく望むことが出来るこの町には、現在175世帯549人が暮らしています。

 出口町は水田が広がる穏やかな町ですが、かつては「あばれ川」と呼ばれた手取川の度重なる洪水とともに生活してきた歴史があります。「逆境にも挫けない川筋根性が培われてきた土地柄ですが、近年は治水事業が進み、穏やかで生活しやすい町ですよ。夏には花火も間近で見えますしね」と話すのは町会長の河原さん。生活のしやすさを示すように、県道22号線沿いには新しい住宅やお店が建ち並び、賑やかな雰囲気となっています。

 町の南側には、集会所と大きなタブノキに囲まれた出口八幡神社があります。出口町は南北に住宅が長く、北側は新興住宅、神社周辺は昔からの集落という構成になっています。離れて見えますが、近年新たに移り住んだ人たちと元々住んでいる人たちが、一致団結して町を盛り上げているのがこの町の良いところだと河原さんは言います。伝統的な行事である秋まつりでは、子供会神輿が町内をくまなく回ります。祭りには新たに移り住んだ親子も積極的に参加し、町は活気にあふれます。神輿の後に集会所で開かれる懇親会には、毎年150人程が集まり、町民同士の親睦を深めているといいます。

 行事を通し、一つの町として調和している出口町。新しく移り住んだ人も進んで受け入れる友好的な姿は、能美市の出入り口にふさわしい町だと感じました。

出口町の様子
手取川堤防から町を見ると、手前(左側)に新興住宅地、奥(右側)に昔から形成された集落が広がり、後方には霊峰白山が望まれます。

(広報のみ2018年8月号より)

地図情報

出口町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290