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浜開発町(はまかいはつまち)

登録日:2019年7月1日

元気な笑顔があふれる町

 浜開発町は、西二口町との境付近の田地から始まり、浜に向かって開拓して土地を確保した歴史があるので、東西に長く海に向かって扇を広げたような形状をしています。現在174世帯486人が暮らすこの町は、主に砂丘地の高台に位置し、そこから白山方向を見上げると、手前の田園地帯から能美丘陵、白山までの壮大な景色を望むことができます。

 この町の自慢ポイントを町内会長の藤田さんに聞くと、「浜開発町西の交差点から見る白山と、根上松」という回答が返ってきました。浜開発町の根上松は推定樹齢約300年で市の天然記念物に指定されています。樹根が地表から露出し盛り上がった美しい神木の松です。元々現在の浜開発西交差点に位置していましたが、住民の手で多大な労力と時間を費やして、現在の浜開発八幡神社境内に移植した経緯があります。

 昔から多くの人が往来した場所であり、大正7年、京都織物(株)の進出により、多くの従業員が勤めてきたことから、浜開発町は町外から来た方に対して寛容な町民性があるそうです。新しく移り住んだ方が、地域コミュニティにすぐ溶け込めるように、花植え活動や合宿、ジョキング大会を壮年団などが開催し、町民同士のつながりを深める機会を作っています。また、高齢者に対しては、歌やトレーニングなどを毎週行う「いきいきサロン」を開催しています。周辺の町と比べれば小さな町ですが、一人ひとりの町民のことを考える町内会長の話を聞いて、小さい町だからこその町民の強い絆を感じ取ることができました。

浜開発町の様子
神木の根上松。街道拡張のために、道に並んだ多数の松の木が伐採されてきたが、この根上松は町民にとって神木とされたことから、大切に残されている。

(広報のみ2018年6月号より)

地図情報

浜開発町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290