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金剛寺町(こんごうじまち)

登録日:2019年7月1日

のどかな風景と心が通う仲の良い町

 能美市の東部、辰口放牧場や白山カントリー倶楽部の南に金剛寺町はあります。現在37世帯83人が暮らしています。金剛寺という地名は「金剛寺院」という禅宗の寺院があったことが由来といわれています。

 金剛寺町は山に寄り添うように集落があります。町に入ると、澄み渡る空気の中、ウグイスのさえずりが聞こえてきました。

 「いいところでしょ」声をかけてくれたのは町会長の漆山さん。町の自慢は、のどかな風景と町民同士の仲が良いことだと言います。

 仲の良さを示すように、行事にはほとんどの町民が参加しています。春にはバーベキューを楽しみ、秋にある鍋大会では、婦人会と壮年団が主体となって鍋を振舞います。月1回行われるお参りは、毎回20名以上が公民館に集まるといいます。お参りの後は、市政情報の報告や近況報告などが気兼ねなく行われています。そこでは「あの家のおばあちゃんは元気か」といった会話も必ずあるそうで、声掛けや見守りの意識が町全体に根付いているのだと思いました。

 漆山さんの案内で町の中を一周していると、散歩をしている方や談笑している皆さんから次々と声を掛けていただきました。町のことを尋ねると「のんびりしていていいよ」「静かで暮らしやすい」「みんな仲良くて最高の町や」といったように、子どものころから町で過ごしてきた方から1年前に東京から移住してきた方まで「いいところ」だと口を揃えて言います。町の人の明るい声と柔らかな表情は何よりもこの町の魅力を体現していると思いました。

金剛寺町の様子
神社には鳥居が2基あり、奥の鳥居は嘉永2年(1849年)に金剛寺町出身の力士「柳嶋卯之助」が柱を担いで運んできたと伝えられています。

(広報のみ2018年5月号より)

地図情報

金剛寺町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290