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高座町(こうざまち)

登録日:2019年7月1日

いにしえと共存してきた町

 東西に横断する県道4号線を辰口地区から寺井地区に向かって通ると、小高い山が見えてきます。「能美古墳群」の最も東に位置する「西山古墳群」です。そのふもとにあるのが36世帯、107人が住む高座町です。「この町は墓守の集落だと言い伝えられてきました」と町を案内していただいたのは町会長の西田さん。町の名前の由来は諸説あり、高句麗から移住した渡来人が居住していたという説や、「高御座(たかみくら)」の思想があるともされています。

 町の神社には県内最大級のアベマキの大木があります。アベマキは古くから薪や炭など原料として使用されてきたため、伐採されることが多く、このような巨木が現在も残っているのは大変希少だそうです。後世に保存継承すべきであるということで、市の天然記念物に指定されています。老木としての風格を備え、町を静かに見守っています。

 アベマキを通り過ぎると目前には平地が広がっていました。「20年ほど前に機械を入れて広場を作りました。5月に開催されるレクリエーションの時のバーベキューやスポーツをするのに使用され、交流の場となっています。ちなみに、この広場で削り取った土は寺井高校のグラウンドの土になっていますよ」と西田さん。続けて、「この町は、こじんまりとした小さな町ですが、最近では町内にアパートが建てられ、人は増えてきています。今まで住んできた人と新しく住み始めた人との交流を深め、みんなが楽しく暮らせるようにしたいです」と町への思いを語りました。

高座町の様子
高座町と西山古墳群。古墳とともに弥生時代のお墓や戦国時代に織田軍が築いたとみられる砦も見つかっています。

(広報のみ2018年4月号より)

地図情報

高座町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290