倉重町(くらしげまち)
登録日:2019年7月1日
次なる時代のまちづくりを~辰口トリニティー~
能美市を東西に横断する県道小松・鶴来線と南北に縦断する県道金沢・小松線、この二本の幹線が交わるところに倉重町があります。かつて辰口町で初となる信号機と融雪装置が設置され、交通の要衝であったことがわかります。地名の由来は、かつて力を持った一族が居住し、生活に大切なお米や道具を保管、貯蔵する「郷倉(ごうそう)」が多く置かれたことによります。
町内には辰口図書館や郵便局、近くには、辰口保育園、信用金庫、スーパーマーケット、ビデオレンタルショップと公共施設やお店が立ち並びます。「徒歩圏内で買い物や公共施設に行くことができるのでここは住みやすいまちです」と町会長の西出さんは話します。住みやすさもあって倉重町周辺にアパートが立地しています。人口減少の中、人口は190人、世帯数は90前後を維持しています。
最近、博物館、能美市消防本部辰口分署が町外に移転しましたが、「辰口中央児童館」が平成31年度開設予定です。そこで町では、保育園・児童館・図書館を三位一体としてまちづくりを行う「辰口トリニティー」という構想を練っているそうです。「安全性や利便性を考え、図書館周辺を歩いて相互移動できるようにし、この町に住んでみたい、すでに住んでいる人にとっては住んでよかったと思えるようにしたいと考えています」と西出さんは資料を見せながら語りました。施設建設について、受け身ではなく、町としての考えを自ら発信する姿に、頭が下がる思いです。かつて行政の中心地だった倉重町には、文化・教育の町へと発展する「汽笛」が鳴り響いています。
辰口図書館周辺に辰口中央児童館と公園が新設される予定です。
(広報のみ2018年3月号より)
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倉重町の位置
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