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中ノ江町(なかのごうまち)

登録日:2019年7月1日

語り継ぎたい行事のある町 市民の集まる機会を大切にしたい

 能美市の西南部、小松市との境界に位置する中ノ江町では現在、120世帯317人が暮らしています。中ノ江八幡神社では月に1、2度、小学生が町内放送で集まり清掃をしています。9月には太鼓をたたいて町内を練り歩く秋まつり、11月には百年以上続いている仏教少年会の報恩講があり、中ノ江の子どもたちは大忙しです。

 「最近は秋まつりに神社の境内でバーベキューをしたり、報恩講の前にカレーを食べたり。昔とは様変わりしているけれど、みんなが集まる良い機会になればいい」と語るのは、町内会長の本多さん。

 年に一度、中ノ江町のビッグイベントと言えば、公民館長が指揮を執る「中ノ江フェスタ」です。過去にはマジシャンや、バルーンアート職人、津軽三味線の演奏団を呼んだり、町民でカラオケや抽選会をしたり、毎年大いに盛り上がるそうです。

 そして、同町の自慢の宝物は、30数年現役である、年代物の消火ポンプです。毎月第1日曜日に行われる消火栓の点検では、今は自動になっている部分も手動で行う操作が珍しく、市の大会では他町の消防団員が見学にきたこともあったそうです。そんな大切に使われてきた消火ポンプですが、老朽化もあり、来年度の買い換えが検討されています。

 「新幹線が通る2、3年後には、この町の景色もがらりと変わる。今の景色が懐かしくなる日がくるのかな」と話す本多さん。

 後日、写真と撮りに再び中ノ江町へ訪れ、建設中の新幹線を横目に白山を望むと、馴染みのある景色と新しい時代との融合を改めて感じ、私の胸も熱くなりました。

中ノ江町の様子
天気の良い日は白山がよく見えます。新幹線が通れば、写真スポットになるかもしれません。(中ノ江から望む白山と建設中の新幹線)

(広報のみ2018年1月号より)

地図情報

中ノ江町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290