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三道山町(さんどうやままち)

登録日:2019年7月1日

古くからの住民と新しい住民が仲良く協力し合う町

 能美市防災センターの北側に広がる住宅地。三道山町には現在、226世帯648人が暮らしています。町内では、新しい警察署の建設が進んでおり、防災センターと相まって、三道山町は市民の安全・安心の中心としての役割を担っています。

 「この辺りはもともと丘陵地で、昭和30年代までは27軒の小さな農村だった」と話すのは町会長の宮下さん。その丘陵(寺井山)は昔、御堂が建っていたことから御堂山(みどうやま)と呼ばれていて、転じて三堂山(みどうやま)、そして町名の三道山(さんどうやま)になったという説を教えてくれました。

 町には宮下さんが作成している会報があり、住民同士をつなげる一助になればと、平成19年から毎月発刊されています。会報をさかのぼると、今年のスポーツフェスティバルに町民揃(そろ)いのTシャツで参加したことがわかりました。Tシャツのデザインは、この地に伝わる民話「三道山のキツネ」をキャラクター化したものです。「Tシャツは女性会の提案で出来たもの。町ではこんなふうに、生まれはこの町じゃないという人たちも愛着をもって頑張ってくれている」と話します。

 町では月に1回、公民館の開放日が設けられています。10年以上続いているもので、のんびり足湯を楽しむなど住民間のつながりをはぐくむ場となっています。

 「急速に戸数が拡大してきたけれども、新旧の住民がうまく融和していろいろな事業や行事に積極的に取り組んでいる。そういうところがこの町の魅力かな」と宮下さんは顔をほころばせます。三道山町には、調和を大切にする住民の優しさがあふれていました。

三道山町の様子
集落の東部には、民話「三道山のキツネ」をモチーフにした陶板が設置されています。町には「ものいう地蔵様」という民話も伝承されています。

(広報のみ2018年1月号より)

地図情報

三道山町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290