上開発町(かみかいはつまち)

まとまりのある明るくて優しいまち

　上開発町は、能美市のほぼ中央に位置し、北に東レ工場、南には芳珠記念病院が見えます。10月1日現在では127世帯、385人がこの町で暮らしています。

　地域の行事としては、のみ活倶楽部は月2回、いきいきサロンは年6から10回定期的に行っています。春には町内を横断している桜ロードをみんなで歩く「歩こう会」、夏には虫送り、秋には子ども神輿が町内を練り歩きます。

　「地域の行事を『班ごとに行う』というものがあります。」と話すのは町会長の表さん。上開発町は8班に分けられ、例えば6月に開催されるレクリエーションの昼食会は班ごとで行われます。また、一年に一回行われるお参りの行事も班ごとに行います。「班単位だと近所同士30人前後の小さなまとまりになり、普段話しにくいことも話しやすくなります。こうして地域の絆を深めています」と今年のお参りの写真を見ながら、楽しそうに話されました。

　地域の人同士が明るく仲の良い町を作ってきた上開発町。その甲斐あってか、ここ8年間で16戸増え、そのうち11戸はこの町の出身者となっています。

　「子どもが地元に帰ってきて、自分が育った町で暮らすことを選んでくれた。若い女性も多く、きっと子育てしやすい環境であったり、住みやすいと思ってくれたんだと思います」と笑顔を見せる表さん。若い人に選ばれる上開発町はさらなる発展が期待されます。

今年40年ぶりに修繕した町の神輿。町の象徴である神輿は光輝いています。

(広報のみ2017年11月号より)