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大口町(おおくちまち)

登録日:2019年7月1日

先端大との交流は20年以上 山奥でもなぜか人が離れないまち

 七ツ滝の源流である大川が流れ、三方が山に囲まれた海抜131mのところにあるのが大口町です。町では毎年、隣接する旭台の北陸先端科学技術大学院大学の学生と交流を深めています。春は住民と学生が一緒になって山菜採りを行い、採れたての山菜を天ぷらにして味わいます。平成5年から続いているこの行事は今年、250人も集まり、大口公民館は人であふれるほどでした。秋には「大口・旭台もちつき&カラオケ大会」が行われ、住民と学生が一緒に餅つきを行い、外国の歌やダンスも披露され、国際色豊かな町の行事となっています。

 「大口町は約45世帯と、とてもまとまりのある町です」と話すのは町会長の広瀬さん。山間部に位置するにも関わらず、9月1日現在の人口は3年前と変わらず164人です。新しい家も建てられていますが、広瀬さんは安心できないと話します。「15年先を考えると、人口や世帯数の減少による空き家の急増問題や山間地ゆえの今以上の害獣対策などを考える必要があり、町を維持する新たな手立てを今のうちから探っておかなければ」と警鐘を鳴らします。

 「次の世代のために町の決まり事を明確化した町会会則の作成や、有事の際の迅速な行動ができるように具体的内容を反映した自主防災規約を今年思案しました」と人口データなど詳細な町の資料を見ながら話す広瀬さん。将来を見据え、まずはできることから。まちづくりの確かな信念がそこにはありました。

大口町の様子
先端大の学生と行う行事が春と秋の2回あります。毎年大変な賑わいを見せています。

(広報のみ2017年10月号より)

地図情報

大口町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290