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石子町(いしこまち)

登録日:2019年7月1日

コンパクトな範囲に魅力が詰まる町

 石子町は能美市の中央から西よりに位置し、県道4号線の「山道」の交差点から東に進むと集落があります。現在は119世帯363人が暮らしています。

 町会長の東方さんにお話を伺ったところ、農耕地に囲まれるこの町は、古くから稲作を中心とする農業が生業の主体だったそうです。やがて時代の変化とともに農業の形も多様化し、大豆や麦、野菜なども作られるようになりました。町では、毎年5月中旬ごろ真紅のクリムソンクローバー、薄紫のハゼリソウ、そしてレンゲソウの花が鮮やかに咲き広がる光景が見られます。「花は、緑肥といって、大豆の肥やしにするため毎年種を蒔(ま)いている」東方さんが花畑について教えてくれました。

 東方さんの案内で町内を歩いていると「ふるさと交流研修センターさらい」が見えてきました。隣には和田山もあります。「さらいには全国・世界から人が訪れている。来た人にこの地を楽しんでもらえるといいなという思いで、町を巡るコースを提案しています。石子ロードと私たちは呼んでいます」と紹介してくれました。

 田園風景を進むと、木が密集して島のように見える森がありました。その中に町の神社があります。境内に一歩踏み入れると、絡み合うように広がる巨木の枝葉が、照りつける日差しを遮ぎり、どこか別空間のように涼しい。「昔はよくここで遊んだ。今も懐かしい思い出とともに、みんなに大切にされている」東方さんの話から、石子町に愛着を持つ町民の気持ちが感じ取れました。

石子町の様子
ヘルシーロードに隣接して、石子八幡神社(別名:蟻の宮)があります。神社を囲むこんもりとした木々は、鎮守の森と呼ばれています。

(広報のみ2017年8月号より)

地図情報

石子町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290