大浜町(おおはままち)

人が増え続けるまちさらなる発展へ

　能美根上駅からまっすぐに海に向かう道路を歩き始めるとそこがもうこの町です。人口減少時代の中、大浜町の人口は着実に増え続けており、平成22年に1,877人、平成29年6月1日で1,895人がこの町で生活を営んでいます。

　町には南北に北陸自動車道が、これに平行して市道「木曾街道線」が通り、沿線沿いや周辺には大小の工場が進出し、さらに市立病院、大釜屋保育園、介護老人施設はまなすの丘などの公共施設もあります。また、海岸沿いには北陸自動車道の遮音壁に根上中学校生徒が描いた「根上壁画美術館」が、山に向かってきれいにしなっている「磯馴松(そなれまつ)」が、群落として貴重な天然記念物である「ハマナス群落」があります。

　「海が近いので、積雪は少なく、特に近年は降っても10cmから20cmくらいしか積もりません。冬でも住みやすいですよ。」と荒木さん。

　公民館の充実した行事とは別に神社のお祭りも地域活動として盛り上がっています。「えびすさん」との愛称で呼ばれている「西宮(にしのみや)神社」では、毎年10月上旬に宵宮(よいみや)から始まる2日間の秋祭りが行われ、子ども獅子(しし)や巫女舞(みこまい)、壮年団による神輿渡御(みこしとぎょ)が町内を練り歩きます。神輿の担ぎ手が一時期減少しましたが、最近では壮年団の努力により担ぎ手の参加も増え、秋祭りを大いに盛り上げています。

　「大浜町では住民参加の行事が年間21計画されており、このような活動を通して希薄化した地域の結びつきが少しでも強くなれば」と町の未来へ思いを込めました。

大浜町側の駅の出入り口に小さなハマナスの群生。能美市の玄関口で静かに見守ってくれています。

(広報のみ2017年7月号より)