このページの本文へ移動する

来丸町(らいまるまち)

登録日:2019年7月1日

太田家十村役の歴史や豊富な遺跡がある町

 来丸町の町域は広く、手取川から1キロの小さな集落の南側には、物見山と市役所本庁舎があります。さらに南の丘陵山地へ細長く続き、加賀産業道路は町の中央を東西に走ります。現在、53世帯184人が暮らしています。

 来丸といえば忘れられないのは十村役太田家の存在です。享和元年(1801年)ごろに来丸村へ移住した太田家は、十村役として、旧山上村の和佐谷を除く各集落38ヵ村の農村を管理監督していました。今も太田家八代文三郎の墓は市の史跡として遺されています。また、原始・古代の遺跡が数多く分布していることも特徴で、特に来丸丘陵上に存在する数々の古墳群は、この辺一帯での先人の活躍が伺えます。

 「古くからの伝統や歴史、神社や獅子舞があることが自慢です」と話すのは町会長の東出さん。

 防災活動では、町民同士の交流する機会として捉え、避難訓練の後に落語会を開催するなど、他の行事と組み合わせて行うこともあります。防災センター完成時には、高齢者を対象に、食事付きのセンター見学ツアーを催行。秋常山古墳も見学し、大変好評でした。

 「防災と福祉を共に行うことが大切。普段の暮らしも、災害時も、地域での助け合いが重要だからです」と東出さんは話します。

 今年4月、健康ロードの一部が競歩の練習用コースとして「ブルーミングロード」と名づけられ、除幕式には鈴木雄介選手を筆頭に、たくさんの人が参加しました。今後は競技者の練習や市民の健康づくりに利用される予定です。

 来丸町にまた、新しいにぎわいが生まれそうです。

来丸町の様子
100段を超える石段と市内最大の大杉がある気多神社は、町民のご奉賛により昨年一部改修され、手洗い場も新設されました。

(広報のみ2019年6月号より)

地図情報

来丸町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290