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莇生町(あぞうまち)

登録日:2019年7月1日

小さなまちだからこそ輝く住民の絆

 能美市の東部、加賀産業道路沿いにある岩内工業団地のすぐ隣に位置しているのが莇生町です。現在31世帯94人が暮らしています。

 莇生東側の台地は城ヶ山という山があり、中世戦国期に莇生城跡があったと伝えられています。加えて、山には縄文時代の集落跡があり、竪穴住居跡、土器・石器片等が多く発見されています。

 このような歴史のある町、莇生での暮らしを町会長の髙田孝信さんにお伺いしました。

 「昔は奥まった集落だったけれど、今は加賀産業道路のおかげで随分にぎやかになりましたね」莇生からは、金沢にも小松にも車で15分ほどで行くことができるといいます。

 町の自慢を尋ねると、謙遜(けんそんしながらも「住民数が少ないからこその団結力がある」という答えが返ってきました。町の集まりには、ほぼ全世帯が参加。一人暮らしの高齢者のために誰ともなく声掛けや雪かきの手伝いをし合う。一つ一つ思い出すように髙田さんの口から町の様子が語られました。

 町の中を案内してもらうと、外で元気に遊ぶ子どもたちの姿が見えました。「莇生は子どもたちの仲もいい。無理してまで何か特別なことをするのではなく、時代の流れを受け入れつつ、子どもたちの笑顔と昔からのあたたかいつながりを大切にしていきたいですね」そう話す髙田さんは、子どもたちの様子を目を細めながら眺めていました。

莇生町の様子
町の北西から望む城ヶ山。山の南方面にある神社のふもとの公民館では、毎年バーベキュー大会などが行われている。

(広報のみ2017年6月号より)

地図情報

莇生町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290