粟生町(あおまち)
登録日:2019年7月1日
伝統文化と新しい活動が同居するまち
能美市北部の西よりに位置し、金沢方面から手取川橋を渡り最初にあるのが粟生町です。現在、629世帯1,807人が暮らしています。
その歴史は手取川と深く関係しており、江戸時代には渡し船で川を渡る旅人の宿場として栄えたそうです。
この地では100年以上受け継がれる伝統の踊り「粟生じょんがら」や市の無形民俗文化財「粟生の獅子舞」が世代を越えて引き継がれています。また、粟生工業団地が完成して以来、年々若い世代の転入者が増えています。
町会長の重田勝年さんに近年の町の様子を聞いたところ「新しい方が増えると、町に活気が出るので嬉しいですね。実際、町のコミニティセンターの利用者も増えており、老若男女問わずいきいきしていると思います」と答えが返ってきました。反面、昔からの住民と若い世代の転入者間の交流が課題だと重田さんは話します。
その解決へのアプローチも含め、新しく来た人が戸惑うことがないように町では転入者向けの説明会が開催されています。
また、2年前に発足した「粟生町活性化まちづくり協議会」では住民の交流や、高齢者が外へ出て楽しめる機会づくりとなる「野菜朝市」や「街かふぇ」などの催しが行われています。「粟生町に住んでいて良かった、来てよかったと感じてもらえるように町民ファーストでこれからも取り組んで行きたい」と優しく微笑む重田さんの表情からは、町民への思いやりの気持ちが見て取れました。
粟生じょんがらまつりの様子。子どもに喜んでもらえる企画や昨年立ち上げた町のホームページの告知などで、このような行事への参加者が増えている。
(広報のみ2017年6月号より)
地図情報
粟生町の位置
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