能美根上スマートインターチェンジモニュメント

使用材料

• 間伐材（能美市産杉材）
• 九谷焼（石川県陶磁器商工業協同組合）
• 炭素繊維複合材（小松マテーレ株式会社「カボコーマ」）

デザイン・施工

• デザイン：株式会社マシロ
• 施工：株式会社中東

世界に通用するものづくりのまちを表現

　三つのリングを重ね合わせ、能美市の「の」をモチーフに、連携、平和、一体感を表現しています。また、ふるさとの山並みを思わせる上部の曲線は、豊かな恵みをもたらす「ふるさと」への愛着を表現しています。
　使用する材料は、能美市内の森林から切り出された杉の間伐材を岩内工業団地内の工場で集成材に加工しました。三つのリングの各中央には角柱の九谷焼モニュメントを設置し、360年の伝統を誇る九谷焼五彩（緑・黄・紫・紺青・赤）の丸皿で能美市の自然豊かな四季をイメージして未来へと明るく輝き広がる光を表現しています。また、日本海からの海風に耐えられるよう、世界に冠たる先端ファブリックメーカーである小松マテーレ株式会社の炭素繊維複合材ワイヤーでモニュメントを支えており、まさに能美市の自然・伝統・先端技術を融合し、世界に通用するものづくりのまちを発信していくものです。
　なお、3つの角柱の上下左右には九谷焼の丸皿の色味に合わせたステンレスのモチーフを、中央の角柱にはステンレス製の円プレートで作った市章を配し、真中の角柱上部は「春（赤・黄）」、角柱下部は「夏（紺青・緑）」、左の角柱は「秋（黄・紫）」、右の角柱は「冬（紺青・紫）」と、能美市の四季をイメージしています。