奥野八幡神社七重塔
おくのはちまんじんじゃしちじゅうのとう
更新日:2024年11月27日
文禄・慶長の役の際に「前田家家臣が持ち帰った」または「加藤清正が持参し、前田家に贈呈した」ものという言い伝えがあるが、石材には南加賀産の特色が確認されている。
当初は2基対をなしており、加賀前田家3代前田利常(まえだとしつね。1594年生~1658年没)が小松城に移設させ、この塔の一部(二重分)は、小松城下に埋没しているという説もある。うち1基は、兼六園瓢池(ひさごいけ)にある海石塔とも言われている。
廃藩置県の結果、明治5年(1872年)に寺井村の綿谷平蔵が買収し、村民挙げて運搬し、奥野八幡神社に奉納した。