前田斉泰の扁額
登録日:2019年4月1日
この扁額の文字は、明治11年(1878年)6月25日に、加賀前田家13代斉泰が小松を歴訪中、地元有志の請願によって、益明小学校(現在の寺井小学校)生徒のために記したもので、同年9月に地元有志が多額を投じて欅に刻んだものである。
前田斉泰(1811年生~1884年没)は文化の興隆に尽くし、特に書家としては全国的にも著名であり、この額に書された「学如登山」の文字は児童に相応しい文面で、斉泰の秀でた書風をよく伝えている。
縦63cm、横145cm、厚さ4.5cm