能美古墳群
のみこふんぐん
更新日:2024年11月26日
能美市の平野部に点在する5つの独立丘陵、寺井山(てらいやま)・和田山(わだやま)・末寺山(まつじやま)・秋常山(あきつねやま)・西山(にしやま)に造られた古墳群である。
これまで発見された古墳数は62基で、前方後円墳・前方後方墳・円墳・方墳の墳形各種を網羅している。古墳時代前期から後期(3世紀~6世紀)にかけて、古墳が継続的に造られており、この間、北陸最大級の前方後円墳である秋常山1号墳が出現するなど、墳形や大きさ、埋葬施設の変化を見ることができる。
出土品も鏡・短甲・馬具・須恵器など豊富に見つかっている。
北陸地方の古墳時代を知るうえで欠くことのできない古墳群であることから、平成25年(2013年)10月17日付で一体的な国史跡に指定された。