能美市では、誰一人取り残されないスマートであたたかなまちの実現を目指して、「能美スマートインクルーシブシティ構想」を推進しています。
本ページでは、この構想の概要や具体的な取り組みについて分かりやすく紹介します。
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能美スマートインクルーシブシティ構想とは
能美スマートインクルーシブシティ構想とは、デジタル技術と市民力の融合により、誰もが孤立せず、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるまちづくりを目指す構想のことです。
「スマートインクルーシブシティ」という言葉には、次の2つの意味を込めています。
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能美スマートインクルーシブシティ構想が目指す3つのビジョン
能美市が描くスマートインクルーシブシティ構想は、次の3つのビジョンを軸に取り組みを進めています。
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ビジョン1:移動に困らない持続可能な暮らしづくり

能美市は、海から中山間地まで地理的に多様で、かつ中心市街地と呼べるエリアがなく、生活に不可欠な病院や学校、商店などが分散し、交通インフラや買い物などの生活基盤が整いにくい状況にあります。
そこで、移動(人・モノの動き)が最小限で済むよう、市民の身近な場所である市内82か所の自治公民館を人・モノ・サービスが集まる地域の拠点として活用します。
また、地域の支え合いによるライドシェアなどの移動支援も進めることで、移動に課題を抱える人も安心して暮らし続けられるまちを目指します。
ビジョン2:データ活用による生活の質の向上

これまで医療・介護・福祉の現場では、ケアや見守りに関する情報が紙ベースで管理されており、関係者間での情報共有がスムーズに行えないという課題がありました。
そこで、これらの情報をデジタルで一元管理し、関係者間で必要な情報を安全かつタイムリーに共有できる仕組みを構築することで、一人ひとりに合ったきめ細やかな支援を届けられる環境を整えます。
また、IoT機器やウェアラブルデバイス等から得られる健康データを活用し、病気の予防や早期発見、健康づくりにも役立てることで、誰もが安心して、自分らしく健やかに暮らせるまちを目指します。
ビジョン3:孤立のないあたたかな暮らしの実現

少子高齢化や人口減少が進む中、地域コミュニティのつながりが希薄になり、子育て世代・高齢者・障がいのある人・外国人・デジタル機器に不慣れな人など、さまざまな立場の方が孤立しやすい状況にあることが地域全体の課題となっています。
そこで、デジタル技術を効率化のためだけに使うのではなく、市民主体の「嬉しい・楽しい」活動を展開するために活用することで、誰もが笑顔で豊かに暮らせるまちを目指します。
Well-Being指標 ─ 3つのビジョンの実現度を測るものさし

3つのビジョンが目指すのは、市民の皆さまが「自分らしく、安心して豊かに暮らせている」と感じられるまちです。
その実現度を測るために、能美市では「Well-Being指標」を活用しています。
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能美市では、市民の生活満足度や幸福感を把握するため、毎年Well-Being調査を実施しています。
市民一人ひとりの声をまちづくりに活かしていくためにも、調査へのご協力をお願いいたします。
- 詳しくは「Well-Being調査」のページをご覧ください。
具体的な取り組み・事業の紹介
ビジョンの実現に向けて、能美市では市民の暮らしに密着したさまざまな取り組みを進めています。
各取り組み名をクリック/タップすると、その取り組みの紹介にジャンプできます。
| デジタル公民館 | スマホカフェ |
|---|---|
| eスポーツ | |
| オンライン講座 | |
| オンライン診療 | |
| コミュニティサポーター | |
| スマート物流サービス | こくぞうスマートストア |
| 買い物代行・フードデリバリー | |
| 荷物受け取りサービス | |
| ドローン配送 | |
| 医療介護等情報連携 | のみリンク |
| 共通電子カルテ | |
| デジタル見守りサービス | IoT高齢者見守りサービス |
| ウェアラブル端末 | |
| 地域通貨・ポイントサービス | 能美トチポ |
| のみヘルス | |
| のみポータル | |
| 公共ライドシェア | ノルノミ |
| デジタル人材育成 | 能美市キッズプログラミングスクール |
| キッズプログラミングスクール講師人材育成講座 |
デジタル公民館
市民の身近な場所である市内82か所の自治公民館にWi-Fi環境を整備しました。
人・モノ・サービスが集まる「生活支援地域の拠点」として活用するとともに、こどもから高齢者まで世代を超えて交流できる「多世代交流拠点」となることを目指しています。
- 詳しくは「デジタル公民館」のページをご覧ください。
スマホカフェ

自治公民館等において、お茶を飲み、気楽にスマートフォンの使い方などについて会話しながら、年代問わず人との交流が生まれる場として開催しています。
- 詳しくは「スマホカフェ」のページをご覧ください。
eスポーツ

自治公民館において、世代を超えて楽しめるeスポーツの実施をサポートし、地域の交流とつながりを生み出します。
- 詳しくは「eスポーツ」のページをご覧ください。
オンライン講座

自治公民館からオンラインで参加できる多彩な講座で、学びと他町会・町内会等との交流の機会を広げます。
- 詳しくは「オンライン講座」のページをご覧ください。
オンライン診療

病院への移動が困難な人でも、自宅近くの自治公民館からオンラインで診療を受けることができます。
※実証段階のため、利用可能な方は一部の対象者に限られています。
- 詳しくは「オンライン診療」のページをご覧ください。
コミュニティサポーター

スマホカフェをはじめとするデジタル公民館での活動をサポートする人たちです。
多世代の交流を促進するとともに、交流を通じて「嬉しい・楽しい」を実感し主体的に活動できる市民を増やすことにより、市民力の向上を図ります。
- 詳しくは「コミュニティサポーター」のページをご覧ください。
スマート物流サービス
買い物や荷物の受け取りなど、日常の物流に関わる課題をデジタル技術で解決する取り組みです。
移動が困難な人でも、必要な品物を手に入れられる環境を整えます。
こくぞうスマートストア

お店が少ない中山間地域における日常的な買い物スポットとして、また運送業者の荷物の再配達削減を目的として無人店舗をオープンしました。
- 詳しくは「こくぞうスマートストア」のページをご覧ください。
買い物代行・フードデリバリー

必要な品物を自宅等まで届けるサービスで、買い物の利便性を向上します。
配送先が能美市内であれば、どなたでもご利用できます。
- 詳しくは「買い物代行・フードデリバリー」のページをご覧ください。
荷物受け取りサービス

自宅以外の場所でも荷物を受け取れる仕組みを整え、利便性を高めます。
- 詳しくは「荷物受け取りサービス」のページをご覧ください。
ドローン配送

将来的なドローン配送を見据え、実証実験や安全な配送ルートの整備を進めています。
- 詳しくは「ドローン配送」のページをご覧ください。
医療介護等情報連携
医療・介護・福祉の関係者間で必要な情報を安全に共有する仕組みを構築する取り組みです。
一人ひとりに合ったきめ細やかな支援を、切れ目なく届けられる環境を整えます。
のみリンク

医療・介護の専門職や民生委員・児童委員などが扱う情報を一元管理できるシステムです。
関係者間で必要な情報を共有することで、ケアや見守りの効率化を図ります。
- 詳しくは「のみリンク」のページをご覧ください。
共通電子カルテ

共通電子カルテを導入した医療機関間において、医療情報を連携できる環境を整備しています。
将来的には、介護情報(のみリンク)との連携により、医療と介護の情報連携を促進し、診療の効率化や効果的な介護サービスの提供につなげます。
詳しくは「共通電子カルテ」のページをご覧ください。
デジタル見守りサービス
IoT機器やウェアラブル端末を活用し、ご家族や関係者が離れた場所からでも安心して見守ることができる仕組みを整える取り組みです。
体調管理など必要な声掛けを行うためのゆるやかな見守りツールとして活用できます。
IoT高齢者見守りサービス

IoT家電のセンサーから対象者の生活リズムを把握し、ケアマネジャー等が適切なサービス提供につなげることにより、サービスの質の向上につなげます。
- 詳しくは「IoT高齢者見守りサービス」のページをご覧ください。
ウェアラブル端末

健康データを記録できる端末を身に付けることで、健康管理に役立てます。
- 詳しくは「ウェアラブル端末」のページをご覧ください。
地域通貨・ポイントサービス
市内店舗で利用できる地域通貨・ポイントサービスの導入により、地域内での消費や健康づくりへの参加を促します。
能美トチポ

市内での買い物や地域活動への参加などで貯まる地域通貨ポイントで、地域経済の活性化を進めます。
- 詳しくは「能美トチポ」のページをご覧ください。
のみヘルス

ウォーキングや健康診断の受診など、健康づくりの取り組みに応じて能美トチポを貯められるサービスです。
- 詳しくは「のみヘルス」のページをご覧ください。
のみポータル

スマートインクルーシブシティ推進事業に関わる複数のサービスを一元管理できる能美市の情報ポータルです。
- 詳しくは「のみポータル」のページをご覧ください。
公共ライドシェア
ご近所さんなど地域の人のマイカーを利用した新しい交通サービスです。
公共交通だけではカバーしきれない移動ニーズに応え、誰もが安心して外出できる環境を整えます。
ノルノミ

決められたコース・乗降場所・ダイヤから乗りたい便を予約して、買い物や通院等に利用できます。
- 詳しくは「ノルノミ」のページをご覧ください。
デジタル人材育成
こどもから大人まで、デジタル技術を活用できる力を育む取り組みです。
次世代を担う人材を育てるとともに、地域全体のデジタル活用を支える講師の育成も進めます。
能美市キッズプログラミングスクール

こどもたちが楽しみながらプログラミング的思考(ロボット・ドローン・VR・3Dプリンターなど)を学べる機会を提供します。
- 詳しくは「能美市キッズプログラミングスクール」のページをご覧ください。
キッズプログラミングスクール講師人材育成講座

こどもたちにプログラミングの楽しさを伝える講師を育成し、持続可能な学びの環境を整えます。
- 詳しくは「キッズプログラミングスクール講師人材育成講座」のページをご覧ください。
能美スマートインクルーシブシティ構想は国の交付金事業に採択されています
能美スマートインクルーシブシティ構想に係る事業は、令和4年度から令和7年度まで国の交付金対象事業として採択されています。
これは、本市の取り組みが国の方針と合致し、評価されている証です。
令和4年度:デジタル田園都市国家構想推進交付金(デジタル実装タイプ)TYPE2


医療・介護・地域の情報連携ツールとなる「のみリンク」を構築しました。
令和5年度:デジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプ)TYPE2



自治公民館における高速通信環境の整備、デジタル人材育成事業(キッズプログラミングスクール)、デジタル見守りサービスの「IoT家電」、電子カルテの共通化を実装しました。
※同年度には「あんしん防災サービス」「あんしん子育てサービス」も実装しましたが、それぞれ以下の理由により運用を終了しています。
・あんしん防災サービス:他の代替サービスへの移行のため
・あんしん子育てサービス:利用ニーズが想定を下回ったため
令和6年度:デジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプ)TYPE3




スマート物流サービス、公共ライドシェア(ノルノミ)、オンライン診療、デジタル見守りサービス、地域通貨・ポイントサービスを実装しました。
※地域通貨ポイントサービスの一部については、サービス終了に伴い運用を終了しています。
令和7年度:新しい地方経済・生活環境創生交付金(デジタル実装型)TYPEV

「こくぞうスマートストア」での本人認証等に活用するデジタル認証アプリを実装しました。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 能美スマートインクルーシブシティ構想とは何ですか?
A. デジタル技術と人のつながりを組み合わせて、「誰一人取り残されない、スマートであたたかなまち」を目指す能美市の取り組みです。
単なる行政サービスのデジタル化ではなく、最小限の移動で生活し続けられる環境づくり、医療・介護・福祉の情報連携、コミュニティサポーターによる自治公民館等でのデジタル利用支援などを一体で進めています。
Q2. なぜ能美市はこの構想を進めているのですか?
A. 能美市では、少子高齢化による人口減少や、地域コミュニティの変化といった課題に直面しています。
これらの課題に対し、デジタルの力と人のつながりを組み合わせることで、市民の皆さまの暮らしの利便性を高め、誰もが安心して暮らし続けられるまちを実現したいと考えています。
「便利さ」だけでなく、市民の「あたたかさ」も大切にする、能美市ならではのまちづくりを目指しています。
Q3. 「インクルーシブ」とは、どういう意味ですか?
A. 「インクルーシブ(inclusive)」とは、「包み込む」「誰も排除しない」という意味です。
能美市では、年齢・性別・障がいの有無・デジタル機器の利用状況などに関わらず、誰もがまちづくりの恩恵を受けられることを大切にしています。
「デジタルを使える人だけが恩恵を受ける」のではなく、「すべての市民が幸せに暮らせる」社会を目指す。それが「スマートインクルーシブシティ」という言葉に込めた思いです。
Q4. 他の自治体のスマートシティ構想と、何が違うのですか?
A. 能美市の構想の特徴は、「インクルーシブ」という言葉に表れています。
多くの自治体のスマートシティ構想が「便利さ」「効率」を中心に据える中、能美市は「人のつながり」を構想の中心に位置づけています。
「デジタル化」を目的にするのではなく、デジタル技術と能美市の強みである市民力を合わせることで、誰もが孤立せず、住み慣れた地域で豊かに暮らし続けることができるまちづくりを目指します。
Q5. デジタルが苦手でもサービスを利用できますか?
A. 能美市では、デジタルが苦手な方でも安心してサービスを利用できる環境づくりを大切にしています。
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「デジタルを使える人だけが恩恵を受ける」のではなく、「誰もが恩恵を受けられる」仕組みを目指しています。
Q6. 市民の意見を構想に反映してもらえますか?
A. 市民の皆さまの声を聞きながら取り組みを進めています。
例えば「Well-Being調査」を通じて、市民の幸福度や満足度を把握し、構想の改善に活かしています。