生活保護制度について
登録日:2023年10月30日
生活保護制度とは?
生活保護制度は、病気やけがで働けなくなったり、いろいろな事情で日々の生活に困る状態となった時、一定の基準にしたがって最低限の生活を保障し、自分の力で生活できるように援助する制度です。
生活保護を受けた場合には、その世帯がまず、自分の生活のために、資産の活用、持てる能力の活用などを優先して行っていただくものとされています。
具体的には、
●働ける能力のある人は、その能力に応じて精一杯働く。
●活用できる資産は生活費に使う(不動産、現金、預貯金、有価証券、保険の解約返戻金など)。なお、居住している家屋を保有したまま保護を受けられることがあります。
●年金や手当など他の法律や制度によって、保障・援助を受けられる場合は、それらを利用する。
このようにしても最低限の生活を営めない場合に、その不足した部分について生活保護を受けることができます。
申請手続きは?
生活保護の申請は国民の権利です。
生活保護を必要とする可能性はどなたにもあるものですので
ためらわずにご相談ください。
生活保護を受けようとする人は、住んでいるところの福祉事務所へ申請します。能美市の場合は能美市役所福祉課内にあります。
申請ができるのは本人と扶養義務者などです。
申請すると福祉事務所の職員が訪ねて、生活保護要件に該当するかを調査し、14日以内に決定して通知します。ただし、調査等に日数を要した場合は決定が遅れる場合があります(30日以内)。
保護の種類は?
生活保護には次の8種類の扶助があります。
生活扶助 |
食費や医療費などは毎月支給され、ほかに必要に応じて布団、おむつなど |
教育扶助 | 義務教育に必要な学用品や給食費、授業に必要な教材費など |
住宅扶助 | 家賃、地代、家屋修理費や敷金など |
介護扶助 | 介護サービスを受けるための費用 |
医療扶助 | 病気やケガをした時の医療費や治療材料(コルセットなど)、通院費など |
出産扶助 | 出産のための費用など |
生業扶助 | 生計をたてるための小規模な事業を始めるときの費用、技術を身につけるために必要な費用、就職の支援費など |
葬祭扶助 | 葬祭を行う費用 |
保護費の額は?
国が定めた最低生活費と世帯の収入を比べて、収入が少ない場合に、その不足している分が保護費として支給されます(収入が最低生活費よりも多い場合は、保護を受けることはできません)。最低生活費は、世帯員の数、年齢などによって決められています。
なお、収入とは、働いて得た収入はもちろん、年金、仕送り、保険金、臨時収入など世帯員すべての収入のことです。
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お問い合わせ先
健康福祉部 福祉課
電話番号:0761-58-2230 ファクス:0761-58-2294