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小長野町(こながのまち)

登録日:2019年7月1日

交通の便の良さが自慢の町 増加を続けている人口が住みよさのしるし

 能美市の南西部に位置し、旧8号線沿いに集落が広がる小長野町。現在191世帯527人が暮らしています。

 町のことを町会長の本多さんに尋ねると「小長野は小さい町のわりには交通の便が良くてなかなかいいところなんや」と切り出しました。小長野町は、旧8号線に加え、国道8号線が町の西部に通っており、交通の要所となっています。

 「今も交通の便がいいけど、昔は八丁川が運搬に利用されていたみたいやね」と続けます。町を貫流する八丁川は、昔は川幅が今よりも広く、物資を輸送する水路として活用されていたようです。その名残で、付近の田んぼに「船場(ふなば)」という地名が残っていることを教えてくれました。

 小長野町では、2002年に区画整理された住宅地が造成されました。その際行われた発掘調査で、「能美」と書かれた墨書土器1点が見つかっています。この土器は、平安時代に作られたものであり「能美」と書かれた最古の文字資料です。そのようなものが見つかったことは、町としても自慢だといいます。

 「宅地造成のときは18軒も増えたけど、近年も人口が増えとるんや。爆発的というわけではないが、少しずつ増加しているのでありがたい。昔は100軒ほどしかなかったんだけどねぇ」と微笑みます。町では新しく転入してきた人も自然と馴染んでいるようです。公民館などで町民が、より気軽に交流できるきっかけになるような仕掛けをしていきたいと本多さんは話します。

 取材の帰り道、町民が協力しながら除雪している光景が目に入りました。その姿を見て、町が目指す未来への期待が膨らみました。

小長野町の様子
町の象徴である神社。タブノキやイチョウなど樹齢300年をこえるとされる巨木が荘厳さをただよわせています。

(広報のみ2018年3月号より)

地図情報

小長野町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290