このページの本文へ移動する

大長野町(おおながのまち)

登録日:2019年7月1日

つながりで生まれる温かさを大切に笑顔が囲む明るい町

 国道8号線と主要地方道小松・鶴来線が立体交差する位置から東に広がる町が大長野町です。現在、582世帯1,724人が暮らす町の魅力を、町会長の岡田さんと町内の北村さんに伺いました。

 公民館に入ると、楽しげな笑い声が聞こえてきました。「ここはいつも利用者でいっぱいなんや」岡田さんが指さす方をみると、予約でほぼ埋まっている予定表がありました。表の中に「大長野九谷地づき音頭保存会」の文字を見つけました。九谷地づき音頭はこの地に伝わる伝統芸能です。家屋の建設時に地盤を固める儀式で歌われていたそうです。保存会はそれを復活させ、毎月練習しています。

 町の特徴的な取り組みとして「大長野かかし街道」があります。夏になると町民手づくりのかかしが農道沿いに並ぶこのプロジェクトは、今年で3年目を迎えました。交通事故が多発したことを受け、防止するために何かできないかと皆で考え、警察官のかかしを設置したのが始まりだといいます。

 公民館を出ると、大きな写真パネルが外壁に飾られていることに気付きました。田園風景の奥に広がる白山連峰が鮮明に写っています。「この町から見る白山の眺めは最高やよ」2人が口を揃えます。パネルは、ふるさとの景色を話題に地域や親子のコミュニケーションのきっかけになれば、という思いから作られたものです。

 「町の取り組みは全て、ここに住む人、訪れる人が笑顔でいっぱいになるようにという思いが根底にある。つながりで生まれる温かさがあることが、この町の魅力」そう言って微笑む2人から、町に対する愛着が伝わってきました。

大長野町の様子
木づちを打つ所作が特徴の九谷地づき音頭。まつりや行事、新築物件の地鎮祭などで披露されています。近年は子どもたちにも教えています。

(広報のみ2017年11月号より)

地図情報

大長野町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290