泉台町(いずみだいまち)
更新日:2020年8月11日
まちづくりの先進地 自慢は九谷焼だけにあらず
加賀産業道路沿いの小高い丘の上には、九谷焼に関する施設が集まっており、そこが泉台町です。九谷焼や瓦の材料となる粘土が採れたこの場所は、かつて佐野町の一部でしたが、宅地造成を行い、新たに誕生しました。町には広々とした公園が三か所あり、その一つの九谷焼美術館(旧資料館)横の公園で泉が湧く場所があったことからその名前が付けられました。
その後、開発が進み、九谷焼卸売団地やスポーツセンター、クアハウス九谷などが建てられ、8月現在の人口は1,751人となりました。町会長の小田さんは「この町の自慢は、九谷焼があることや施設が充実していることだけではありません。自分たちの町の運営は自分たちで行う。その意識がこの町にはある」と話しました。
その表れが認定NPO法人「えんがわ」です。地域住民が持ち込む農産物などを販売する市場の開催や高齢者世帯の草刈りや除雪などを地域住民でお互いに支え合っています。
他にも避難訓練の多数実施や、祭りなどの行事で町を盛り上げ、最近では、若い人の姿も増えました。「地域に育てられた子どもは、大人になったときに地域に恩返しをする。それが世代を超えて受け継がれていく。それがきっと郷土愛につながっていくはず」と小田さんは力強く話します。
小田さんは今年、コミュニティスクールの全国大会に出席し、手応えを感じました。「自分たちがやってきたことが間違いではないことが分かりました」と笑顔を見せました。
この町が興るきっかけとなった九谷焼を奉る神社「狭野神社」跡を示す石碑がこの町を静かに見守っていました。
(広報のみ2017年9月号より)
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泉台町の位置
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