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秋常町(あきつねまち)

登録日:2019年7月1日

1,500年前から続く古墳と自然開発と自然環境の調和を大切に

 秋常町は能美市の中心から西よりに位置し、主要道路として県道4号線が町の東から西に横断しています。現在は89世帯279人が暮らしています。

 秋常といえば秋常山古墳群が有名です。秋常山古墳群は1号墳(前方後円墳)と2号墳(方墳)からなり、1号墳は北陸最大級の前方後円墳です。

 町会長の山野一郎さんに町の様子を伺うと「雰囲気はいいですね。一致協力して仲良くしています」とすぐさま答えが返ってきました。

 秋常町では年に2回祭りがあり、その一週間前になると、神社前で「旗木起こし」を行っています。「旗木」は神社旗を掲げるためにある一対の柱で、18mもの長さがあります。普段は保管されているので、30人から40人の大人が力を合わせながら、設置します。多くの集落で、木から常設のコンクリートやステンレスの支柱に切り替わる中、秋常ではこの伝統的な形式を100年以上続けているといいます。

 そのほかにも、女性会が主体となり、古墳まつりでは「古墳まんじゅう」を販売したり、寺井警察所の職員を呼んで詐欺対策の講習を行ったりと、みんなで協力する体制を大切にしています。

 秋常山の隣には、西山古墳群があり、周辺では、タニシやシラサギ、キジが生息しているそうです。山野さんは「今ある豊かな自然を大事にしつつ、若い人たちも住みやすい町にしていきたいですね」と町の将来に期待を寄せました。

秋常町の様子
秋常山古墳群。墳頂からの眺望が良く、手取川扇状地一帯、晴れて空気が澄んでいるときは日本海まで一望できます。

(広報のみ2017年7月号より)

地図情報

秋常町の位置

お問い合わせ先

市長室 広報広聴課

電話番号:0761-58-2208 ファクス:0761-58-2290